☆ハリー・ポッターと賢者の石(Harry Potter And The Sorcerer's Stone・米/Harry Potter and the Philosopher's Stone・英)
魔法使いになるための学校っていうのは盲点だった。誰もが、こういう話もありだと思いつつも描かれてこなかった世界を、音と絵でわくわくと語るファンタジーを構築したという点がとくに意義があるんじゃないか。ただ、童話的な楽しさはハリーの成長とともに失われていくんだろうけれども、これは仕方のないことだよね。
(以上、2011-02-19 14:28:01)
いまからおもえば、この作品ができたのは2001年で、そうか、今世紀の映画なんだねと。原作との向き合い方も、原作者の意図するところの反映だの、さらにイギリス人やスコットランド人へのこだわりなど、なんだかんだと制作者側がこだわってるのは、それこそのちになるまでわからなかった。ぼくは原作がどうしても読めなくて、なんべん挑戦しても100ページにすらとどかない。まわりの人たちは、なんで?と首をかしげるけど、たぶん、ぼくが活字に馴れてないのと生まれついての読解力のなさのせいなんだろう。とはいえ、ジョン・ウィリアムスってどうしてこうもぴったりはまった音楽が書けるんだろうとおもったり、クリス・コロンバスはスピルバーグが演出するよりよかったんだろうなあって納得したり、そういうところは何遍見直しても変わらない。