Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Town Scape 3. ニューヨーク5番街のSW

2007年12月21日 | field work
         毎年クリスマス時期に、ロックフェラーセンタービル前に、 大きなクリスマスツリーが運ばれる。ニューヨークの風物詩として世界にも紹介されている。このビルを背に5番街の通りへ向かうと、調度このビルと対面するような位置にこのSW(ショーウィンドー)があった。よく見ると鑑賞用の誘導柵が、堂々とみちに設えらうており、人だかりがしている。私は、ここもニューヨーク子にとっては、都市名所の一つなのだと思った。
 調度私は、薄暮のショーウィンドーを撮影する目的で、夕方の5番街を南下していた。途中のショーウィンドーは、それこそ感動と時めきの連続だった。
 日本ではみちから見えるように棚を設えた。これを見世棚(みせだな)といい、見世(みせ)=店の語源である。世の中に見せるというこの漢字は、店の本質をよく表している。
 映画を引き合いにするわけではないが、ティファニーのショーウィンドーの前で、ため息をつきながら、「ああ、いつかは、あの指輪が買えるようになりたいな・・」。商品はそんな夢を抱かせてくれる。歳月が過ぎ、あのシューウィンドーの前に行くと、いつもと同じよう素晴らしい商品が飾られている。時間が経っても、商品という夢は待っていてくれるのだ。それが素晴らしい商品の本質だと、私は思う。別の見方をすれだブランドたる所以だなと思ったりもする。ところでこの五番街のショーウィンドーはどんな夢を見させてくれるのだろうか。続きはまた明日。
 
1990年代
OLYMPUS XA-4,F3.5/28mm,エクタクローム400
CanoScan9950
コメント
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