Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE1296. 怨霊達が棲む街

2016年04月21日 | Kyoto city
 画像は、神社の得も言われぬ霊気が漂っている淡々とした空間から女子高校生が飛び出してきた。霊気でもつめこんだのだろうかペットボトルを大切に抱え、あたりの様子をうかがっている。このちぐはぐで霊気漂う風景が、私のみた京都だな。
 神社仏閣の大変多い京都である。それらをあわせて2000カ所あるというのがタクシーの運転手さんの話だが、そこには1200年来のうらみつらみの怨念がこもり、怨霊が跋扈している空間ばかりだ。とてもパワースポットといってはしゃぐ観光客につきあう気分にはなれない。だから神社仏閣には、近づかないようにして暮らしている。
 それでも伏見稲荷の神社札が毎年町内会から自宅に届いたりしているのだから、怨霊の世界から容易に抜け出せないのかも知れない。京都って怨霊達が棲む街なんですね。だからいつも霊気が漂っており、どこか神かがりなところがある。私には、そんな風にみえるときもあるが・・・。
 こうした荒々しい画像が京都の街には、よく似合うと私は思うけどな。

京都市東大路通
OLYMPUS E-M5,M.ZUIKO DG ED12mm/F2
ISO25600,露出補正+1,f5.1/40
コメント
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