那覇から久米島のダイビングに向かった。
早速見かけたのが、この透明の生物。初めて見た生物だ。ホヤ科のサルパだ。ゼリーのように見えるが触るとものすごく堅い体だ。移動するときは体に水分を含んで吸い込み、同時に餌も一緒に食べる効率のよい魚だ。そしてそれをはき出すようにポンプジェットのようにしてして進む不思議な魚だ。
久米島翌日は、最後に待望のリーフがあるのだが、それを前にしてゴーグルの曇り止めが眼に入り痛い。水で眼をあらったが痛みはなくならないので、まあ診療所行き。診療所の先生は、眼を目視で診断して視力に関わるので久米島病院へいってください。うん!、久米島病院!?。でっ、病院へ診療所から電話がゆき、かけつける。
久米島病院診療の最後にたどりつく。なんか大げさな事になってきた。眼科医の先生が来る日ではないので内科の若い女医が病診断の結果、眼圧検査ができないので那覇の病院へいってください!、何!、白内障の疑いだって。診断の方向が全然違うところへ飛んでいるじゃないか。あの眼の痛いのは!、「そんなのは海水でも入ったのだから点眼薬でも出しておきます」とつれなく、那覇の眼科医院探しに奔走している。
結局久米島ハイライトのダイビングはせず、翌日那覇の眼科医院で診断。年齢相応に白内障の兆候がありますね、地元にかえったら病院でみてもらってください、でっ、ダイビングは?、もちろんやってもらってよろしいです、という結論になった。まあ画家やデザイナーなどは、必ずといってよいほど眼の病気にかかるよな、と大学時代の同窓生達を思い出していた。そんな風にして白内障を発見されて帰ってきた久米島だった。
白内障は漁師がかかりやすい病気だというのを那覇の眼科医院のデジタル掲示でみた。多分海のぎらつきをみていると眼にダメージを与えるのだろう。ならばサングラスでも調達しておこうと思い、那覇のりゅうぼう百貨店の眼鏡屋で度付きオークリーのサングラスを注文した。
そんなわけで画像は、サルパぐらいしかない。
しかし、およそ何もない久米島の空気は心地よかった。ホテルの窓から見下ろしていると、正面に海をみつつ女の子が茂みの中に消えてゆく。それは、どこか夏をテーマにした映画のようでもあり、その卑猥感がよいではないですか、そう思ったら、次々と女の子達が茂みに消えてゆく、なんだこれは・・・。そのうち野球姿の男子児童がこぞって出てきて、なんだその先の海岸沿いに野球場やスポーツ施設があるのか。
久米島唯一のビーチストリートは、強い日差しが照りつける静かな夏のなかにあった。
沖縄県島尻郡久米島町
ニコンcoolpixW300
1)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/500
2)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/250
3)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/320
4)ISO125,焦点距離30.1mm,露出補正0,f/4.9,1/640
5)ISO125,焦点距離16.6mm,露出補正0,f/4.7,1/1250