ドロウ川に面したカイス・ド・リベイラというリバーフロント沿いの賑やかな界隈がある。
少しはポルトガルの生活感があるかと思って、その1本裏の細い路地を通り抜けてみた。まあここにも観光客だよ。ヨーロッパは、夏の観光シーズンなのだろう。人々がこぞってやってくるようだ。そんなわけで、観光地にいるから、あまりポルトガル人の生活を垣間見る機会は少なかった。どこか観光地的な空気が漂うのも、そのためだろう。
こういうところは、もう少し時間をかけて撮り歩きたいところだが、それは地元の人間達に任せて、こちらは走り抜けるという気分だ。うん、大いに賑わっているよ。多分ヨーロッパ人達の人気スポットなのかもしれない。そして、このあたりまでくると、今日一日の行動のピークに達する。あとは、あの大きな橋の上から撮ろうと思い、橋の脇にあるケーブルカーで橋の上にでた。
もっと生活感というならば、ポルトの市場にでかければよかったのだが時間がなかった。同行のS君は、朝とびきり早く起きて街を散策するのが日課なので、私達が出かける前に下見できるという、うらやましい習慣がある。多分彼なら朝市ぐらいでかけたかもしれない。
それでもポルトのホテル・ユニバーサルでは朝6時には眼が覚め、ホテル裏手にあるベラ・ローマというカフェが朝早くからやっていたので、ここで朝飯をしていた。カフェーに来ると気さくなポルトガル人の空気にいやされる。通勤前のOL達や地元のお婆さんなどもいて、ようやく生活感ある光景に遭遇した。もちろんそれは、日本と大して変わらない風景なのだが。さて、いつものカプチーノにサンドイッチだ。
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