コインブラにはコインブラB駅がある。ここがリスボンからくる鉄道の駅なのだ。本来のコインブラ駅には、ここから乗り換えて1駅ゆかなければならない。
それはポルトでもそうだった。つまりヨーロッパの鉄道駅は、レールが行き止まりになる頭端型の駅が多い。昔はそれでよかった。しかし高速鉄道が複数の都市を結ぶようになってから、そんな面倒なことはしていられない。そこで、コインブラB駅という通過型の駅がターミナルになってくる。そして面倒なのはB駅から都心へ乗り継ぐ必要があるということだ。同様のことがポルトについてもいえる。つまりコインブラB駅からポルトB駅へというB-B移動というわけだ。
そこでポルトガル国鉄のAlfa Pendularという新幹線があると、私は勘違いしていた。乗ってみたら早いけど、それは在来線の特急列車だった。だからポルトからの帰路は高速バスにしたぐらいだ。というのもバスだと都心のターミナルへ直接乗り入れてくれるし、時間も鉄道と同じか、あるいはそれよりは早いからだ。
そんなこともあり、私達はリスボンからポルトB駅へついた。ここは都心郊外の寂しい駅であり、1台だけ停まっているタクシーは運転手が食事中だった。そこで都心まで歩いても近いというので、私達は暗い倉庫街を抜け、ほどなくドロウ川対岸のワイナリーを再生させた商業地区にたどりついた。ノッサ・セニョーラ・ド・ピラール修道院のライトアップや対岸のポルトの街の夜景が綺麗だ。これは旨いところに来た。だから撮影チャンスだと思っていたら皮肉にもタクシーがやってきた。そして世界文化遺産歴史地区のなかにあるホテル・ユニバーサルにたどりついた。
ポルトガルは陽が沈むのが遅い。夏ならば21時過ぎだ。ようやく夜更けにポルト駅周辺の屋台で夕食にありつけた。結構おいしかった。こうして長い移動の1日が終わった。
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iPhon7
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