Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

番外編415. オリンパス・システムを処分してSONYへ

2019年08月26日 | Photographic Equipment


 2009年6月30日ブログでオリンパスE-PL1画像のアップを始めたのを契機とし、その後PEN E-P2、E-P3、E-P5、OM-DのE-M5、E-M1、EM-1mark2とオリンパス機材を使い続け、レンズもパナソニック・ライカのレンズや、オリンパスの7-14mm/F2.8、12-100mm/F4といった高画質レンズを揃え、建築撮影用にはデジタル補正があり、手振れ補正もよく効き、特にE-M1用ハウジングと明るい魚眼レンズを要してダイビングの水中撮影で使うなど、この10年間オリンパス・システムは私の主力機材として使ってきた。

 その辺のことは私のブログ・カテゴリーのPhotographic Equipmentに書いてあり、Shinkansen commuting(249回)や、field work(859回)のPEN LIFEが1000回以上続くなど随分活用した機材だ。当時ミラーレス最先端オリンパスは着実にユーザーの期待に応えて成長していったのである。今でも水中画像の優れた発色は、一目置かざるを得ない大変優れた機材である。

 そんなオリンパス・システムも最近肥大化しているとするのが私の実感。例えばE-M1Xの登場をみると、小さなイメージセンサーを活かしてボディを小さくするならばわかるが、逆に大型化するという開発思想では小さなセンサーを積む意味がない。私の考え方とは相反する方向へオリンパスは、開発の舵をきってしまったようだ。コンセプトが違えば、もはやここまで。だから処分。

 処分のきっかけは、E-M1mark2の水中ハウジングが大きすぎる事に疑問を感じたからだ。それは私の技量では水中で振り回せない。もうこのメーカーは小さいことに関心がない、と判断した。幸いにもEM-1用機器・ハウジング一式をもらってくれる人間まで現れ、処分するチャンス到来。

 例えばキャノンEOS1Dsで幼児を撮ると生き生きした肌を写し撮る経験を持っている人間にとっては、オリンパスのイメージセンサーでは一寸適わないところもあり、どこかアンバー系の色が目立つのにも嫌気がさし、それにコンセプトが違えば、私にとって致命的な魅力低減である。

 処分の決定打は、E-M1mark2のフォームウェアを最新のMacOSで更新できないこと。世界で何億という人間が使っているMacは、常に最新のOSが自動的にダウンロードされ大方のユーザーに使われている。

 そこでオリンパス・サポートセンターに尋ねると、最新OSは動作確認をしていないので古いPCのOSを使用してください、という返事だった。

 Mac使いに古いOSを使えとする助言は論外!。そんな古いOSなんか手元にない!。それにMacは、OS更新の際に事前に予告をしている。Macの予告を無視し、いまだにMacOS10.13・・対応のオリンパス、で・す・かー!!。そうなるとMac使いにとって、この先よいことはないと結論づけた!!!。ならば処分!!!!、処分!!!!!、そして乗り換えは加速し付属品も含めて大きなドランクが1つ空になった。

 そこで新たにSONYのレンズE-10-18mmF4 OSS(フルサイズ換算15-27mm)レンズを調達。歪曲収差が小さく建築撮影で使うのに十分な画角をもった超広角ズームレンズだ。手元にある小さなα6000ボディのイメージセンサーはオリンパスより1.7倍大きく、ボディ重量は、574g(E-M1Mark2):344g(α6000)と230gも軽く、このレンズと合わせてもオリンパスボディより軽い550gの軽さだ。

 だから海外に持ち出してキャノンEF28-300mmレンズの足りない画角をサポートできる。重さにこだわるのは、飛行機の機内持込手荷物重量制限があるからだ。実際このレンズでα6000を使ってみるとオリンパスと同じような軽いフィーリングで操作でき、他方で欠点は、防塵防滴性がなく、バッテリーの持ちが悪く、水準器がないこと。

 α6000には、もう一つ思惑がある。もしニコノスが、そして魚眼レンズが登場しなかったら、SONYにはリーズナブルな広角レンズと魚眼コンバージョンレンズがあるので、SEA&SEAのハウジングが市場に出されているので、これを調達しダイビングに使おうと考えている。

 さらにいうと、小さなイメージセンサーだとPhotoshopで修正すると、どうにでも加工できてしまう。それはレンズがツァイスだろうがオリンパスだろうが関係なく、現実世界の視覚情報のコピーマシーンといったらよいか。だからこのクラスの撮影機材の写り方はみんな一緒といってもよいぐらいだ。何が違うかというと重さだけ。グラム単位で荷物のパッキングをすると、僅かな重量の違いでも荷物に入れられたり、入れられなかったりする。

 先日のポルトガルベースのパッキングだと、150gオーバーだが、この程度だったら減量可能範囲。つまり飛行機の持込手荷物重量制限をクリアできる重さであることが私の機材選択のポイント。今ではお古のEOS1Ds mark3を持って行くために・・・。


■iPhone7

トップ)ISO32,焦点距離3.99,露出補正0,f/1.8,1/120

2)ISO32,焦点距離3.99,露出補正0,f/1.8,1/30

SONYα6000,E4/10-18OSS

3)ISO2000,焦点距離18mm,露出補正0,f/8,1/60

4)ISO320,焦点距離18mm,露出補正-0.3,f/8,1/60

5)ISO640,焦点距離10mm,露出補正-0.3,f/8,1/60

6)ISO6400,焦点距離18mm,露出補正0,f/4,1/20

SONYα6000,Vario-TesserE16-70mm/F4,ZA OSS

7)ISO5000,焦点距離28mm,露出補正0,f/9,1/60

8)ISO2000,焦点距離50mm,露出補正0,f/8,1/80

9)ISO6400,焦点距離50mm,露出補正0,f/5.6,1/13

コメント
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