水面に映る光を下から見てみるとか、差し込む光を撮ってみるとか、ぼかして撮ってみるとか、そんな風に撮影すると面白い画像が撮れる。光や水が反射したり光芒や透過や泡などを生み出し戯れている光景だ。それらが混ざり合ったり拡散しながら繰り返し現れる水中のアート。私がすることは、感性に従ってそうした光景を発見すること、シャッターを押すことだけだが。
さてアートといえば、もう一ヶ月以上裸婦のクロッキー教室に通っていない。暑いからというのがその理由だが、サボると自分の手を動かしてデッサンをするという感覚が失われてゆくようでもある。人間の手の中に脳みそがあるといいきったのは、大学時代の同僚のプロダクトデザイナーだけど、手を動かすことで頭に情報が入ったり刺激されたりするわけだから、やはり手は考えるツールだということに間違いはない。
じゃあ台風で外に出られないときは、魚の水彩画でも描いていようと殊勝なことをおもいついた。あら、筆がボロだ。買いに行かなきゃ。水彩画の筆はピンキリで高いのは、つまり描きやすいのは1本1万円以上した。しかし1本持つと一生もの。
デッサンは真面目に勉強してきたから、まあ絵は描けるんですが、やはり撮影の方が街の空気を吸えるので、こちらも捨てがたい。さてどちらからするかと迷う当たりが夏休み気分というヤツだ。
沖縄県
ニコンcoolpixW300
1)水納島、瀬底島、ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/4.1,1/250
2)水納島、瀬底島、ISO125,焦点距離5.6mm,露出補正0,f/4.2,1/1500
3)渡名喜島、ISO1600,焦点距離7.2mm,露出補正0,f/4.2,0.6s
4)渡名喜島、ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/8.2,1/1000