Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

EOSな日213. ポルトガル補記・ポルトの霧

2019年08月30日 | field work

 

 一寸だけポルトガルの忘れがたい記憶を補っておこう。

 ポルトのホテル・ユニバーサルの屋根裏部屋の窓から見える街の風景は絶景だった。朝早く眼が覚めたときは、海霧が出ていた。あのタイタニック号をめくらにした大西洋の霧だ。その霧のなかにポルトの街が沈んでいた。カモメが飛び、ここはもう大西洋のそばの港町の空気だ。私は、あわてて部屋の電気を消し朝の街の撮影に没頭していた。

 ポルトガルから戻ると、もう細かいことがどうでもよくなる気分だった。それは今でも、頭のどこかに、そんな気分が残っている。多分大西洋の際まで来たことが、そんな気分にさせているのかもしれない。

 それに海産物を食べたい放題食べたので、日本に帰ってから天麩羅蕎麦に載せている小さな海老を食べようとは思わなかった。日本の海老がやたら小さくみえて冷蔵庫の残り物食材のようでもあり、そんなカスみたいものを食べてもしょうがないよ、という気分がいまだにある。それにワインだ。日本に船便で運ばれてくるワインの多くは、酸化剤がはいっている。だから本来のワインの味ではない。現地のワインは、まさにマイルドな果実酒であった。

 カモメ飛ぶ朝の港街の喧噪へ、朝飯を食べに降りていった。


追伸

 旅用の撮影機材は、誰しも使い勝手が違うからお勧め機材という話はできない。だが旅機材候補の1つをあげれば、α6000シリーズ+E18-135mm/F3.5-5.6のシステムがある。というのもSONYのフルサイズ版αには、F5.6以上の明るさを持ち、持ち出せる軽さのある高倍率レンズがない(映像用ならあるが)。標準から望遠側の明るさがF6.3なんていうのは、もう勘弁して欲しい。そこでAPSサイズ機材のα6000シリーズになる。このレンズはフルサイズ換算27-202mmとなり、旅では95%位の撮影ができそうだ。残りの5%はデジタルズームで代用できる。

 昨日SONYから新しいα6700とα6100が発表された。デザインは変わらないので使い勝手がよい。まだイメージセンサーの詳細がわからないので、どの程度の新型かはわからない。α6700+E18-135mm/F3.5-5.6のキットが20万前後で発売されるようだ。私のキャノンシステムと同仕様に近い。これは旅機材の候補の1つになりそうた。発売は秋。

 理想をいえば、SONYだったら、

Zeissブランドでフルサイズなら24-135mm/F4.0、

APSサイズなら16-90mm/F4.0、

広角側は24mmスタートで軽くて解像力の高いレンズ。そんなレンスがあれば旅機材としてベストなんですけど・・・。


ポルト

EOS1Ds mark3,EF28-300mm/F3.5-5.6

トップ)ISO3200,焦点距離70mm,露出補正-0.67,f/5.6,1/80

2)ISO3200,焦点距離65mm,露出補正-0.33,f/5.6,1/160

3)ISO3200,焦点距離110mm,露出補正-0.67,f5.6,1/125

4)ISO3200,焦点距離28mm,露出補正-0.67,f/5.6,1/80

5)ISO3200,焦点距離135mm,露出補正-0.33,f/5.6,1/8000

 

コメント
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