久米島の海は、あまり見かけなかった海草などが出現し慶良間とは少し様相が異なる。撮影画像を見返していたらやはり綺麗だ。
そしてドロップオフのダイナミックな地形が素晴らしい。多分ベテランダイバーになると、もっぱら久米島です!、となるのだろう。
今回は、そんなベテラン・ダイバー達の間にはいりこみ少し形見は狭かったが、そこは図々しさを発揮して(笑)。
水深30m程の海底付近にスミレナガハナダイが生息しており、ピンク系色の綺麗な魚だが魚眼レンズじゃ撮れへん・・・。
さてダイビング終了後18時間は、気圧の低い飛行機には乗れないので翌日昼に那覇に戻ってきた。そして午後から私の宿から5分程歩いたところにある新しい県立図書館にでかけた。抱えていた仕事もあり午後は、ここでダイビング後のジョブ・タイムだった。
書架を徘徊していたら、画家岡本太郎の沖縄の写真集がある。それは沖縄が日本に返還される前の姿であり、他の写真家の写真集と比較しても桁違いの迫力で沖縄が写されている。
太郎の写真は眼前の風景を通り越し、背後に連綿と続く沖縄の歴史的空気が濃厚に漂い、画家固有のコンセプトを痛烈に感じさせてくれる。これが沖縄だという大変迫力がある写真集だ。
そういえば地元写真家が、どこでこのような写真技術を覚えられたのか?、とする疑問を発し、同行した新聞社あたりのカメラマンが撮影したのではないかとする噂まで登場した、とする記事を読んだことがある。
太郎は、画家だし、パリに留学しているし、デッサンができる。デッサンを勉強していると、コンセプトや構図やモチーフの納め方は感覚的にできてしまう。本来デッサンとは、そういう訓練だ。だから画家というのは、ただ撮らないだけで実は写真の撮影上手。デッサンを勉強してこなかった写真家達のように、一々コンセプトや構図や屁理屈を考える必要もなく、すべて感覚的に捉えられる訓練をしてきているから、太郎の写真も、どこで写真の技術を・・・と問われればデッサンでということになる。おそらく、エコル・デ・ボザールだろうか?。尚、太郎が訪れたのは、久米島ではなく久高島のイザイホーという風習だった。
県立図書館で、そんな画集の幾つかをみていた。さて仕事の方は・・・、Mac Book Airが退屈しきっている(笑)。
さて気温28〜30度の夏最後の沖縄から18度の京都に戻ってきたら冬近し!・・・。朝晩は一桁代の気温のときもあり、衣替えをしなければと思わせる気候が続いている。
沖縄県久米島
GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD
1)ISO262,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/374
2)ISO323,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/240
3)ISO557,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/240
4)ISO325,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/243
5)ISO225,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/429