先日、六地蔵の美容室でヘアカットをしてもらいにでかけた。
どうせここまできたのなら、このあたりを徘徊してゆこう。それで六地蔵尊と地元の人たちが呼んでいる大善寺に立ち寄った。
京都には六地蔵参りという行事がある。京都市内に続く6つの街道の入り口にお地蔵さんが祀られており、8月下旬の2日間だけこれらのお地蔵さんを巡り特別のお札がもらえる行事だ。十数年前これらのお地蔵さん巡りを路線バスと鉄道で1周した。それは猛暑の中を汗をかきながら1日がかりの大仕事だった。
そんな六地蔵の1つである大善寺も奈良街道の入り口にお地蔵さんが設けられている。当時は六角形の地蔵堂と、子供達の遊び場のような大きな空間とがあるひなびた空気が心地よかった。
今は大善寺も改修され、新しいお堂や門がもうけられ境内も整備されて寺としては立派になったが、昔のフランクな空気はない。
さて大善寺からほどない旧道沿いに少しゆくと、ほんの僅かばかりだが古民家がある。この残暑の名残のような蒸し暑い空気が私は苦手なので、早々に撮影して京阪桃山駅にたどりついたら、あの建築家・京大名誉教授である高松伸さんの初期作品に遭遇した。ギャラリーを併設した医院である。
さて、このブログがアップされる頃、私は沖縄県で世界遺産の調査とダイビングをしつつ最後の夏をエンジョイしているはずだった。実は京都をたつまえに、大学の事務から日本学術振興会の科研費の学内締め切りは今月17日ですと連絡があった。もう、えっえーーっ!で絶望感が漂った。だがしょうがないから、つくる。
といっても研究者は複数いるから各人の承認と事務手続きが必要になる。だから各大学の先生に連絡しなきゃ・・・。そして手元素材で10頁はある研究計画書の草稿を作成していた。だから持参するはずだったニコンDf+マクロプラナーは、Mac Airと書類ファィルにおき変わり沖縄で推敲だ。
そんなわけで、このブログも2週間ほどお休みします。
2000年頃の大善寺(講義資料の写し)
京都市伏見区桃山
SONYα6000、E10-18mm,F4.0
1)ISO100,焦点距離18mm,露出補正0,f/9,1/160
2)ISO100,焦点距離18mm,露出補正0,f/9,1/160
3)ISO100,焦点距離13mm,露出補正0,f/9,1/160
4)ISO125,焦点距離14mm,露出補正0,f/4,1/60
5)ISO100,焦点距離18mm,露出補正+0.5,f/9,1/200