水中から水面を見上げる角度によっては、光と波の動きに加え、ボートなどの色が反射したりして、大変美しい水中アートが現れては消えてゆく。そんな移ろいの狭間に見え隠れする微妙な色の数々は、絵筆をすべらせたように絵画的なアクア・スケープだ。エキジットで慌ただしい頃合いで見逃していることも多いが、もう一寸追いかけてみたいですね。
水面に限らず、水中では光をあてるとアートな光景に遭遇することが多い。それもパソコンに画像をアップさせてから気づくのだから、水中では、なんか感じたらさしあたりシャッターを押しておく。そんな風に水中では、魚眼レンズ風の光景も、魚やウミウシを撮影するストロボ強制発光によるマクロ機能も、1つのダイビングで同時に遭遇する機会が圧倒的に多い。水中が撮影機材のセットの変更なんかできないと考えた方がよい。
そんなことを考えると、魚眼レンズのGopro7とマクロ機能があるニコンW300を同時に水中に持参する案がある。2台の機材を同時に使い回すというのは地上でも大変煩わしい作業だが、それを水中でとなると動作は緩慢になり、さらに難しくなる。地上のようにはゆかないから、あらかじめイメージトレーニングをしておく必要がありそうだ。水中での人間の動作は緩慢にしか動けない一方で魚達はとても俊敏だ。
沖縄県慶良間諸島
GoPro7、INON水中セミフィッシュアイコンバージョンレンズ UFL-G140 SD
1)ISO181,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962
2)ISO275,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962
3)ISO145,焦点距離3mm,露出補正0,f/2.8,1/962