このドローイングシリーズは、官能小説ではなく青春小説と考えた方が良いかもしれない。読み返すとやはり後者だよな。
さてドローイングシリーズもボディばかりでフェイスがないと思われるかもしれない。しかし過去にフェイスも描いている。これまでのドローイングシリーズから再掲しておく。モデルは画像から探すほかないが、小説のストーリーになんとなく合っているかもしれないとする感性が働いた時にチョイスして描いている。
トップはメスティーサの話しを書いたときだ。先祖以来歴史的美人の家系が続いてきたメスティーサだから、そんななかで美人とはどんな顔立ちだろうか。先ず小顔で眼が印象的だろう。そして上品さが漂うと、こんな感じだろうか。
2番目はいまも小説に登場するクロッキーモデルのジェシーのイメージだ。東洋的な世界に関心を持つアメリカ人という設定だから、少しオリエント的な顔立ちにしたと記憶している。独特のヘアは描きにくかった部分であり、最後までイメージがつかめずに苦労した。
3番目は日本人である。この手の顔はよく見かけるから描くのも簡単だった。だが日本人じゃ描いても面白くない。何故だろう・・・。
こうしてみると外国人の顔の方が面白い。実際外国人の顔を描いている画家は多く、彫りの深い顔や、小顔のベトナム人、南洋のポリネシア人などなどと結構絵のモチーフにしている。人物画は、そんなところにエキゾチシズムが漂っている。エキゾチック!、それが人物画の面白さだと気づいた。
ドローイング662. 小説:小樽の翠586. メスティーサ 2022年12月02
ドローイング663. 小説:小樽の翠587. ジェシー 2022年12月03日
ドローイング666. 小説:小樽の翠590. クリエイション 2022年12月06日