これも過去に制作したCGをVueで展開した。デザインがストモダニズムそのものであり時代を感じさせる。名古屋市国際デザインセンター裏の路地沿いに小さなエンターテイメントをつくろうと考えていた頃である。地下にギリシャ風のレストランシアターと小劇場、上部に飲食施設とギャラリーを想定したのだろう。
これは学生達の実習課題を出題したときの参考作品としてCGを制作していたのかもしれない。
実際学生達が制作してきたのは、これよりはるかに優れた作品であり、さっすがにポストモダニズム様式で制作したモノはいなかった。学生達は健全な感性だったわけだ。そういう私だって、このデザインはあまりにも古いと思うよ。それでもこんなデザインで20世紀末のバブル経済のときは、実際につくりだしかねない勢いが社会にあった。
当時はブログ下段に示したようにstrata studioでCGを制作するに留めていた。このソフトはどちらかというばプロダクトデザイン志向であり、綺麗かつ非建築的発色だった。
今回はじめてVueに持ってきたが、さっすがにバブル時の色は再現しがたく、クリスタルガラスで表現したからなんとかみられそうだ。
それにしても地下劇場のギリシャ神殿風柱!?。多分ここでギリシャ劇の常設シアター等をイメージしていたのだろう。そんなことを演じる劇団が日本にあったかどうかはわらかないが、イメージ先行で決めていった。
だがガラスのテクスチャーとメカニックなデザインは、今でも使えそうだ。ならば今度は現在のデザインで試みようか。CGをVueで見ていると、いろんなアイデアを考えつく。そのどれもが時間がかかり大変であることは確かだが・・・。
使用ソフト:Strata studio、Vue2024.