Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ZEISSの空気61. 東寺・・・盛りだくさんなお寺さん

2019年12月02日 | Kyoto city


 ふぅーーん、世界文化遺産の東寺もライトアップしてるのか。そりゃみたことないなぁー、ならば行こうか。

 そんなわけで前売入場券をさがしていたら、京都タワーとの抱き合わせチケットがあった。うーーん、ほならタワーから薄暮でライトアップされた東寺の俯瞰撮影をしてゆこう。その方が時間的にもよさげだ。そう思って薄暮の頃に東寺のライトアップがされるのを待っていたけど、そんなタイミングよく点灯なんかしないのよ。点灯したときは限りなく夜だ。未練があるから京都の街の薄暮画像もつけておこう。

 でっタワーから歩いて東寺へゆくと、長方形の敷地の2辺目まで行列ができていて、さらに後ろへ伸びてゆく。まだ開門前か・・・。どうせ敷地は広いしさと思っていたら、ほどなくはいれた。紅葉は散り始めている。今年は、どこもあまり綺麗ではないようだ。さて売りはなんだ・・・、水面に映る紅葉か。

 境内を徘徊していると、おっ!、この金堂が大変美しいではないかと私の感性を刺激する。よくみたら国宝だって。我が国建築ルネッサンス期といってもよい桃山時代1603年に再建され、天竺様式を用いた豪放雄大な建築とパンフには書かれてあった。五重塔は1644年に再建されたから、これよりもよりも新しいんだ。ちなみに五重塔も国宝だけど、さらに仏像のことごとくが国宝というなんともすごい歴史をストックした寺院だ。

 かっては、建築物の最高高さを東寺の五重塔と同じ高さ31mにしていた時代があった。だから消防車のハシゴの長さはこれにあわせてあった。

 他府県から戻ってくる時に塔がみえると、やはり京都に帰ってきたと実感する程に存在感がある。あまりにも京都らしいシンボルなのでボーと撮っていると、みんなと同じような写真になってしまう。しょうがないから逆さ五重塔にしておこう。

 東寺は、毎月21日に境内を全て利用して盛大な縁日が開催される。それは、パリの蚤の市とよい勝負かもしれないと思われるほどの規模だ。縁日というぐらいだから、仏様と触れあうという日というわけだ。触れあって見分ける目がなければバッタ商品をつかまされたりするのも、まあ修行が足りなかったと思って納得できそうだ。もちろん中には優れものも結構あるわけですが・・・。

 つまり東寺は、ライトアップ、建築と仏像の国宝群、消防車のハシゴの長さ、縁日と、盛りだくさんなお寺さん、なのである。高台寺と比較すると、ライティングの明暗のコントラストが少し高すぎるようだ。これが意図的なのか、少し経験の足りないライティングデザイナーのなせる技かはわからない。

 さて抱き合わせ前売り券に、お抹茶と栗餅がついた定価600円のセットが無料でついていた。あら結構よいチケットじゃん。今日の夕方の散歩は少し遠出をしてみた。

 

 

京都市、教王護国寺

SONYα6000、E10-18mm,F4.0

1)ISO6400,焦点距離23mm,露出補正-1.5,f/5.6,1/10

2)ISO64000,焦点距離10mm,露出補正+1,f/5.6,1/45

3)ISO6400,焦点距離18mm,露出補正+1,f/5.6,1/45

4)ISO6400,焦点距離16mm,露出補正+1,f/5.6,1/45

5)ISO6400,焦点距離16mm,露出補正+1,f/5.6,1/60 

6)ISO6400,焦点距離10mm,露出補正-1,f/5.6,1/10

Nikon Df、AF-S NIKKOR28-300,f/3.5-5.6G

7)ISO4500,焦点距離135mm,露出補正+0.33,f/5.6,1/8

8)ISO800,焦点距離35mm,露出補正-1,f/5.6,1/8

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