水中の岩壁をライトで照らしながら、ここは面白いかなと思ったときにストロボをあてると、色の饗宴の画像が撮れることがある。もちろん撮ってはみたが外れ!、という場合も多いが。
そんな色の饗宴は、絵を描く立場からは大変興味深い。全体を見渡したときの配色から個々の要素に着目したときの配色に至るまで、それを数多くの配色情報としてみれば刺激的だし海がくれた色彩のパレットだといえる。
この画像をillustratorに読み込んで、スポイトで色を採取して使うなんざ結構面白い色がとれそうだと誰もが考える。実際1ピクセルとわかる範囲まで画像を拡大すると単調な色合いだったりする。そうなると、そんな色だけをとっても面白くない。例えば赤系統の色だけで5,000色ほどあり、それを人間の眼は見分けられる。画像はそんな実に類似の色が集積して赤い一つの被写体の色としている。私達の世界は、そんな多数の類似色の塊で一つの色を表現している。
そんなわけで、いつも沖縄に行くときは水彩画が描ける道具を持参している。しかしいつも使う時間がない。だが描くのは家でもできる。ここはまず画像の採取に努めるほかなさそうだというのは正論だが、私の志向ではない。やはり画像とみた時の記憶とを重ね合わせながら描くわけだから、家に帰って忘れてしまっては適わない。
しかし、ダイビングで疲れていると水彩画を描く体力がない。だから休息日を設けても、調査の仕事で出かけたりして時間がなくなる。さてどうしたもんか・・・。もっと長めに滞在期間を設定するほかなさそうだ。長期滞在、うーーん2週間ぐらい那覇に滞在すればマイペースですごせるか。
沖縄県慶良間諸島
ニコンcoolpixW300
1)ISO125,焦点距離6.6mm,露出補正0,f/4.2,1/100
2)ISO200,焦点距離9.2mm,露出補正0,f/4.3,1/30
3)ISO125,焦点距離12mm,露出補正0,f/4.5,1/160
4)ISO125,焦点距離9.2mm,露出補正0,f/4.3,1/40
5)ISO200,焦点距離7.2mm,露出補正0,f/4.2,1/30
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます