Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング282. 小説:小樽の翆213.  芸術の秋

2020年10月24日 | Sensual novel

 

 最近、美希姉ちゃんは、彼氏から機材を借りだして撮影に没頭している。なにしろ彼氏は、勉強はできなくても裕福な家だからプロ並み機材を持っている。彼氏から機材の使い方を教わって・・・。

美希「EOS1かぁー、ボケの彼氏にしちゃ上出来。アイツに使わせておいたらカメラが泣くぜ・・・、よし!、私がプロ並みに酷使したろ!」

・・・

マサヒロ君の奥さんの茉莉さんが、年内出産予定だ。

美希「マタニティ・フォト撮ろうよ!。彼氏から撮影機材借りて猛勉強中」

茉莉「えっ、私、二子目だから、絵になるかなぁー」

美希「生まれちゃったら、撮れないよー!。撮影機材はバッチシ!

茉莉「じゃあ、今日は誰もいないから、アトリエで撮ろうか」

美希「馬鹿っぽい格好してよ。ディズニーのパンツとか・・・」

茉莉「えっ、そんなのないよぉー。じゃあ、これ。マサヒロがつくったアップルのシンボルマークの立体」

美希「マサヒロ君、アップル・フリークだからな。よし、じゃあ、あとはパソコンで画像を加工しよっと!」

茉莉「美希さん、もうパソコン使えるの?」

美希「もち!」

そんなわけで、茉莉さんのマタニティフォトを撮影して、高校のパソコンで加工することにした。

・・・

翌日

美希「できたぁー!、これ、どう?

茉莉「ええーーっ、いけてる、写真屋さんみたいね」

美希「なんかこの撮影って、はまりそう(笑)」

・・・

後日

小春「お姉ちゃん、ゴム頂戴。あらっ、これ、お姉ちぉんが撮ったの?」

美希「モチよーー」

小春「何処でこんな技術覚えたの?」

美希「彼氏・・・」

小春「お姉ちゃん、すごい才能があるんだ・・・、ヤリマンだけかと思った。不思議だね」

美希「ヤリマンとは馬鹿モン!、小春もさっさと妊娠してお腹ふくらませておいで。お姉ちゃんが撮ったル。小学生のマタニティ・フォト・・、面白そうだなぁー。ゴムいらんだろーーーー」

小春「いる、いる、いるってばぁー。お姉ちゃん、私、来年中学だよ・・・」

美希「中学生でもいいじゃん、さっさと妊娠して、お腹、大きくしておいで!」

小春「えっえーー、それって、乱暴だヨーーん。まだ彼氏ができたばかりだもん。お姉ちゃんは、小春の人生より写真に夢中になってるぅー」

・・・

芸術の秋!、小樽は紅葉がまっさかりだ。

 

元図版出典

白雪姫と7人の小人達:https://www.head-t.com/2015/03/2015-03-05.html

ロサンゼルスオリンピックCI:https://www.pinterest.jp/pin/525232375290391110/

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