追記3月26日のブログは、下書き保存のままでした。訂正して公開しています。
クリスマスの日、いびきの治療で新町病院へ出かけた。耳鼻科だから病気という実感はなく、クリスマスの日だから大変すいている。これは正解ではないですか。こんなに気楽な時間だから、病院通いはレジャーだ。
帰りに足を伸ばして文蛾へお弁当を買いに行こう。そうなると途中の重要文化財杉本家住宅裏の路地あたりを撮影してゆこう。
四条通り新釜座町から路地が南下し鍵型に右へ曲がる。そして杉本家住宅の裏をしばらくゆくと今度は左へ回り綾小路通にでる。路地の左右と正面に町屋がみえるから、これは立派に京都の景観だ。路地の正面は町屋があった方が良いというのは京都人の美意識だ。その方が京都の空気が存分に感じられる。
そう思っていたら路地正面の町屋が近年取り壊されてしまった。その結果背後のマンションが惨めに見えている。アイストップの一番重要なポイントが一つ消えた。そうなるとこの路地も風前の灯火の如く消え去るかもしれない。このように京都の街並みは、ボツ、ボツと朽ち果ててゆく。
この路地を膏薬辻子と呼ぶ。
京都・杉本家住宅
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