Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

エッセイ704. 六条通

2024年03月29日 | field work





 昨年末、学術論文もキリの良いところで中座し、年賀状でも書くか・・・。
 というのもなんとはなしにMacをつっついていたら画像ができてしまった。だから近所の郵便局で年賀葉書でも!。あらら!!、写真用葉書がない。局員に調べてもらったら六条郵便局ならある。ほなら、遠いけど行きますか・・・。
 京都の街を南下し、そっか・・、郵便局は天使突抜道を右に曲がったところか・・・。
 帰りに郵便局前の道を東に行き、狭い通りの昔ながらの商店街をとおってゆこう。商店街というには、時代の役割が終わったような店ばかりだ。何しろこの界隈のコンビニエンスストア的な金物屋に行くと、ライターが2個で100円と破格の値段。この近くには、コンビニがないから今でも重宝がられる金物屋だ。
 通の正面には銭湯も現在だし、蕎麦屋の暖簾が年末の空気か。
 さてこの細い路地を何というか調べたら、なんと六条通だ。そういえば私が年賀葉書を調達したのも六条郵便局だった。
 六条通りといえば平安京の骨骼をなしてきた道ではないですか。源氏物語には源氏の恋人である六条御息所が登場する程に知名度の高かった通りであり、この通り沿いに屋敷があったとする物語の設定だ。歴史的にそれほど著名な通りから、今は消え去ろうとしている商店街か。もののあわれとは、そういうことか・・・。あっ、それ清少納言の話だったか。すでに年末の多忙で混乱していた((*^▽^*))。
 そうそう、この方角から都心へ向かうときは今西軒のおはぎを買ってゆこう。京都のおはぎでは、ここが一番旨い。あら!、すでに完売。店は閉じている。やっぱ朝9時半に来ないとあかんな・・・。
 そして年賀状書きが終わった。

iPhon13pro
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