これならば、午後の大学の授業には間に合いそうだ。スケジュールは調度良い。ならば、行くかと突然決行。いきなりの決行でホテルなどあるわけがない。街を徘徊していれば朝になるさの軽い気分で、百聞は一見にしかずだ。それにしても徹夜同然の頭は朦朧として眠たい1日であった。
もともと夜の遅い博多の街は、一晩中人が徘徊していた。朝方、祭が終わり「徹夜でしたか、これから寝ますか」というのがこの土地の挨拶のようだ。
夏の徹夜は独特の空気が漂う。それに住まいと仕事場と言うマンネリ化した二点間往復の世界から、一時遠く離れるというのは、調度良い刺激でもあった。
午後大学に出向き、知らぬ顔して打ち合わせやら、授業をしていた。実は、もう頭のなかでは眠くて仕方がないのだが。
夜遅く大学から戻り、少しばかり京都の祗園祭宵山に出かけたが、長刀鉾の当日分のちまきが売りきれており、目的はたせず。そして圧倒的人ごみの多さに辟易していた。そんな宵山は俗っぽくてつまらない。
調度今日は二つの祗園祭を見たことになる。京都から博多は、予想外に近かった。
福岡市
OLYMPUS OM-D E-PM5,M.ZUIKO DG 75-300mm,
ISO10000,焦点距離215mm,露出補正0.f6.3,1/125.iモード