Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE680.  二つの祗園祭

2013年07月15日 | field work
 今年は、京都・祗園祭は授業があるので見られない。だが772年の伝統を持つ博多・祗園山笠ならばクライマックスの追い山が15日の午前4時59分からだ。
 これならば、午後の大学の授業には間に合いそうだ。スケジュールは調度良い。ならば、行くかと突然決行。いきなりの決行でホテルなどあるわけがない。街を徘徊していれば朝になるさの軽い気分で、百聞は一見にしかずだ。それにしても徹夜同然の頭は朦朧として眠たい1日であった。
 もともと夜の遅い博多の街は、一晩中人が徘徊していた。朝方、祭が終わり「徹夜でしたか、これから寝ますか」というのがこの土地の挨拶のようだ。
 夏の徹夜は独特の空気が漂う。それに住まいと仕事場と言うマンネリ化した二点間往復の世界から、一時遠く離れるというのは、調度良い刺激でもあった。
 午後大学に出向き、知らぬ顔して打ち合わせやら、授業をしていた。実は、もう頭のなかでは眠くて仕方がないのだが。
 夜遅く大学から戻り、少しばかり京都の祗園祭宵山に出かけたが、長刀鉾の当日分のちまきが売りきれており、目的はたせず。そして圧倒的人ごみの多さに辟易していた。そんな宵山は俗っぽくてつまらない。
 調度今日は二つの祗園祭を見たことになる。京都から博多は、予想外に近かった。

福岡市
OLYMPUS OM-D E-PM5,M.ZUIKO DG 75-300mm,
ISO10000,焦点距離215mm,露出補正0.f6.3,1/125.iモード
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PEN LIFE679. 横道

2013年07月13日 | Kyoto city
 我が街京都は、祇園祭の頃である。夜遅く鉾街を少し徘徊してみた。つまりPEN E-P5試写。通勤スタイルではどこかビジターの気分だが、それでも静かに祇園祭は始まりだした。屋台がなく、人の数も祭ではこれ位が調度良いと思われる程度であった。毎年同じように行われることに、畏怖の念を感じてしまう。
 宵々山から祭の空気が漂うが、この日は休日なのに大学はなんと平日扱い。従って私は夕方から授業。翌日の宵山は夕方からゼミ、山鉾巡行の午前中は朝から講義と、今年は全く祭になじまない名古屋の大学のスケジュールである。まあ休講にしたってかまわないのだが、補講をするのも面倒くさいので授業の消化に勤める。
 そうだ祭が見られないから水曜日の講義には、こんな嫌みな台詞を用意しておこう。
 「 うちは京都人どす。今日は祇園祭のハイライト。だけど、それ見んと朝から名古屋で講義でっしゃろ。講義に来てみたら学生は3人しかおらしまへん。まあ、いやになってますな。名古屋はほんまに文化のないトコで、あたしは嫌いどすな。」
 ホンマに嫌みな先生ですな(笑)
 はて、PENの試写を書くつもりが横道にそれてしもうた。徘徊の帰りに近所の保晶山のちまきを買ったがデザインがうちの町屋には合わない。やはりどこかで長刀鉾のちまきを調達したろ。わての祇園祭は、ちまき調達して終わりどすわ。

京都府立植物園
OLYMPUS PEN E-P5 Carl Zeiss Makro Planar100mm/f2.0ZF
ISO250,露出補正-0.3.f8,1/125.Naturalモード
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PEN LIFE678. 陰湿な暑さ

2013年07月12日 | Kyoto city
 陰湿に暑い1日だった。陰湿というのは、温度、湿度がともに高くベタつくような暑さのことである。もう夏休みと思いたい位の一日であるが、まだまだ授業は続く。
 こちらは論文の解析に没頭していると、事務の主任から電話が来て、もちろん雑用だから話につきあって気分転換。やはりあの連中達も暑いのだろう。
 こういうときは、夕立でも欲しいところだが、なかなか来る気配はない。多分祇園祭・宵山のあたりにくるのかなと予想。それでも雨が来ないと、こりゃ本当に暑いぞ。
 だから身体も元気がない。いや、そんな甘えたことを言っている場合ではない。夏休み前にせめて論文は完成させたい。もう大車輪を回して走らなきゃ。つまり陰湿な暑さの上にがっちり集中して仕事をするという、なんか無謀なスケジュールに追い込まれたようだ。

京都府立植物園
OLYMPUS PEN E-P5 Carl Zeiss Makro Planar100mm/f2.0ZF
ISO200,露出補正±0.f8,1/800.Naturalモード
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PEN LIFE677. 下駄電

2013年07月11日 | Kyoto city
 自分でアップさせておいてこういうのもなんだが、暑そうな画像。今日も名古屋は35°と暑かった。最近朝の涼しいうちに出かけ、昼間はエアコンを効かせた研究室で暮らし、夜遅く帰るのが、少しばかり暑さを忘れさせてくれるようだ。京都に帰ったら、まだ町中熱気だった。
 革靴のローファーを毎日履いているので、足に豆ができて痛い。だから仕事用のスニーカーでも持参しなきゃ。
 昔、下駄電という言葉があった。つまり下駄履きで乗れる電車という意味だが、東京でいえば山の手線とか中央線といった通勤電車だ。そういえば私が毎日通勤で乗る新幹線も下駄電かぁー。ならば、下駄履きで新幹線通勤する方法もある。ついでに浴衣がけ、そこまでゆけばカンカン帽も必要だし、ついでに巾着袋とステッキか。これで講義すりゃよいわけだ。
 ・・・と、そこまで考えたが下駄は履き慣れないと、結構疲れる。やはりスニーカーを明日は持参すべきなのだろうという結論に至った。

京都府立植物園
OLYMPUS PEN E-P5 Carl Zeiss Makro Planar100mm/f2.0ZF
ISO200,露出補正±0.f8,1/250.Naturalモード
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PEN LIFE676. 書くこともなし

2013年07月10日 | Kyoto city
 暑いことしか話題はあらしまへん。今日は、わて1日中授業の日なのですわ。ほんでもって夕方から研究室でうちあわせでっしゃろ。クロッキー教室なんかゆくひまあらしまへんわ。
 せめて涼しそうな画像と言っても、そんなものがあるわけなく、植物園の花卉。画像は、先週雨が降った時のもので、大学の仕事に見切りをつけて撮影に出かけておいてよかった。もう雨はふらないもん。つまりあの時が梅雨の最後の雨だったのかと・・・。
 名古屋市の郊外を歩いていたら熱波で押し倒れそうになった。それ位暑かった。名古屋の最高気温は35°、京都は33°、京都に戻ったら町中に熱波が淀んでいるようだ。
冷たいものを飲み過ぎたためか、朝から腹の調子が今一つ。だからお昼は、暖かいクラムチャウダーをすすっていた。
 暑い時に腹の調子が悪いと元気が出ない。一日寝ていたい気分だが京都も暑いので、昼間は名古屋の大学研究室のエアコンの中にいるほうがましだろう。暑いということ以外に書くこともなし。

京都府立植物園
OLYMPUS PEN E-P5 Carl Zeiss Makro Planar100mm/f2.0ZF
ISO4000,露出補正±0.f8,1/160.Naturalモード
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PEN LIFE675. 熱帯化

2013年07月09日 | Kyoto city
 昨日のニュースを見とったら東京が猛暑で局地的おしめりがきたと報じとった。そないな程度でニュースになるのかいな。名古屋や京都の気温は東京よりも暑いが話題にはならしまへん。天気図を見ると、いつのまにか梅雨前線がなくなっとった。もう梅雨明け!?、そらチトはよおまへんか。さて今日も暑かったどす。
 さて涼しい画像を探したのだがこんなもんしかなかった。植物園の花卉は、赤いもんが多いどすな。それに最近Macがとろいのどすわ。そろそろバックアップをとりつつ、システムの再インストールなんかやるのやろうか。
 そんな京都弁につきあう意欲もなく、今日も暑かった。新幹線のなかからいつもの車窓撮影したがモヤっとした風景にしかならない。それは湿度が高いのだろう。昔の夏は日陰に入ると風がぬけて涼しかったと記憶している。日増しに日本も熱帯化しているようだ。インドネシアあたりの気候なのだろうか。

京都府立植物園
OLYMPUS PEN E-P5 Carl Zeiss Makro Planar100mm/f2.0ZF
ISO4000,露出補正±0.f8,1/125.Naturalモード
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PEN LIFE674. 本格的な夏の到来!?

2013年07月08日 | Kyoto city
 シーラカンス、ビーラカンス、エーラカンスと大学には、妖怪が数多く発生する。旧国立大学系に多いようだ。という大学の内輪の話を書いたさる本をよんで理解した。通勤途上で読むには、少し面白すぎる。
 今日は、本気で暑かった。だからあえてジャケットを着て袖まくりしながら授業をしていた。馬鹿みたいなひねくれた話である。
 家に帰ったら温室状態で意識喪失。これはやはり本格的な夏の到来!?、と考えてよいのか。ブログなど書く元気もなし。

京都府立植物園
OLYMPUS PEN E-P5 Carl Zeiss Makro Planar100mm/f2.0ZF
ISO640,露出補正±0.f11,1/100.Naturalモード
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PEN LIFE673. つぶやきの1日

2013年07月07日 | Kyoto city
 iPhoneの天気予報では、毎日30°をこえる日が続いている。こういうときはエアコンをかけ、家にこもってMacに向かい論文を書いているのがよいと既に書いたが、実は弊害もある。肩こりと偏頭痛だ。つまり1日パソコンの前にいるための弊害である。 
 こうなると昔から世話になっている東京のカイロプラクティックにゆくしかない。朝のひかり号で行き、帰りしなに湘南海岸でも散策するかという1日旅コースだ。さてどうしたものか。
 PEN E-P5が届いてから、随分長い時間が経過したと思っていたが、まだ一週間しか立っていない。
 これ1台をぶらさげて小さな旅に出たいというプランも白紙のままだ。まあ論文作業があり、時間がないのだからいたしかたない。論文を書く合間にボディを愛でている位と実に悲しい現実だ。旅に出ないと新しい発見も話題もない。
 旅はできないが町内の回覧板では、近所の因幡薬師でも祇園祭・宵山の頃に狂言やらの伝統行事があるというお知らせが入っていた。さあお祭りだといっても、今年は多くの行事が大学の授業とぶつかっており、まず夜中でないと見られない。
 さて、今日のテーマは、つぶやきの1日だろうか。

京都府立植物園
OLYMPUS PEN E-P5 Carl Zeiss Makro Planar100mm/f2.0ZF
ISO640,露出補正±0.3.f8,1/100.Naturalモード
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PEN LIFE672. “ピーキング”

2013年07月06日 | Kyoto city
 PEN E-P5に”ピーキング”というマニュアルレンズのための新しいピント調節方法がある。ピーキング機能は、手動でピントを合わせることを配慮した仕様だ。E-P5のモニターで見ていると画面のピントのあったところが白く反転する。 へぇー、こんなのが使えるのかと思って半信半疑で撮ってみたのがこの画像。なにやら水の反射模様にピントが合っているらしい。
 画像を見ていると水羊羹を思わせる。この季節百貨店でも販売している仙太郎の「竹の水」をはじめいくつかある。竹の筒に水羊羹が入っているわけだ。竹の端に穴をあけポンポンとたたくとつるんと水羊羹がてでくる夏の京都の味覚だ。
 さて17mmレンズのついたE-P5を1台だけという身軽なスタイルで、雨の山辺の道などを散策、だが雨は降らない。あるいは隠し持ちをしながら大阪の飛田新地、蒸し暑いだけ。通勤で通う名古屋の街、そもそも被写体がない。しかし論文の執筆があるので、お遊びはお預けか。
 京都は、朝晩は比較的涼しいので、その間に大学に移動し、夜迄こもっているのが良さそうだ。次第に昼間は出歩かない方が健康的であるという歳になったのかも知れない。昔ならば、暑い昼間でも馬鹿のように、京都の街に撮影にくりだしていた頃が懐かしい。
 大分府立植物園で撮りだめしたので、しばらくはここで撮影した画像でブログは持ちそうだ。

京都府立植物園
OLYMPUS PEN E-P5 Carl Zeiss Makro Planar100mm/f2.0ZF
ISO200,露出補正±0.f8,1/800.Naturalモード
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PEN LIFE671. 雑事の一日

2013年07月05日 | Kyoto city
 ここ二日ばかりは梅雨空が続いたと思ったら今日は暑い。30°を超えたか。空には積乱雲が出ていた。停滞前線が日本海にあがってしまった。これがある限り夏はまだ来ない。
 例年、祇園祭山鉾巡行の頃迄は梅雨空である。今年は、海の記念日は平日扱いで授業、山鉾巡行の時も朝から授業があり、このため全く祭が見られない年だというのも珍しい。 梅雨があけると盆地の京都は本格的に暑くなるので、まだ梅雨空でいる方がありがたいのだが。
 さてこの画像がISO25600と最高感度の表示が出ていたが、本当だろうか。にわかに信じがたい。ボディのモード設定が異なっていたこともあり、情報が正確ではないのかもしれない。
 しかし、これで夏日が続くと、もうマクロ撮影はあかんですな。昨日雨の中を撮影に出かけて正解でした。今日は暑いばかりで気候も夏といってよいぐらいだ。話題もない雑事の一日だった。

OLYMPUS PEN E-P5 Carl Zeiss Makro Planar100mm/f2.0ZF
ISO?,露出補正±0.f8,1/6400.Naturalモード
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PEN LIFE670. マニュアルフォーカスに優しい

2013年07月04日 | Kyoto city

 大学で天気予報を見ていたら、京都は午後から降水確率が50%となっていた。幸い急ぎの仕事はないので、これは撮影にはよいタイミングだというわけで学食の昼飯をかきこみ、午後から京都へもどった。早速府立植物園に出かけたら、降ったりやんだりで調度良い具合だ。閉園迄の2時間弱とは少し時間不足だが、まあ大学で仕事をしているよりは健康的である。
 今日は、カールツァイス・マクロプラナーに、新ボディE-P5を付けて撮影していた。実際に撮影したところでは、高精細な液晶画面でピントが合わせられる。そして拡大モードボタンも付いているから、マクロ撮影には大変便利だ。それにヒーピング機能がピント合わせをサポートしてくれるし、マニュアルフォーカスに優しいボディだ。
 さらに外付け液晶ファインダーVF-4も格段に解像力が進化し、このファィンダーでピント合わせができるのであるのには感激した。マイクロフォーサーズ・システムもフィルム一眼レフのファインダーと同等に近いところまで進化しているわけである。であれば、今後ライツ・レンズをフルに使うことが出来る。
 PEN E-P5は、マニュアルレンズを使う場合にも、これまでの間に合わせ仕様ではなく、本格的に対応してきたと言える。それは、OM-Dよりも進化したといってよい。結構活躍しそうな小さな強兵である。

OLYMPUS PEN E-P5 Carl Zeiss Makro Planar100mm/f2.0ZF
ISO800,露出補正±0.f11,1/800.Naturalモード

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PEN LIFE669. 一寸昭和の香り

2013年07月03日 | Kyoto city
 今日は待望の雨、撮影には申し分ないのが、朝から授業が続く一番忙しい水曜日である。やむなく、それも早朝の通勤で、のぞみ号のデッキで名古屋迄立っていった際の車窓撮影である。
 1秒間に75mで走る新幹線から、シャッター速度を1/8000秒にセットし、150mm相当の望遠の画角で、1秒間に9コマの連射モードで構え、チチュッ!、チチュッ!!、と撮影していると、遠くの風景はまだしも、近くの風景はアッという間に通り過ぎ、何が写っているのかほとんど認識がない。後で撮影画像を見返してみて、はじめてあたり、はずれがわかる。
 そんな画像の中から、山の際に発生する霧を連射していたら、この手前のアパートは明らかに昭和のデザインだなと思う画像が偶然撮れていた。どこか炭坑街の気配さえ漂う一寸昭和の香り、といったらよいだろうか。今では炭坑街すらないだろう。第一石炭なんて掘っているのだろうか。それ以前に昭和だといっても、今教えている学生達は平成の生まれであるから、昭和なんて知る由もない。昭和がノスタルジーになる時代でもある。
 PEN E-P5の車窓撮影は、予想通り快適である。

OLYMPUS PEN E-P5 M.ZUIKO DG75-150mm/f4.5-6.3.
ISO1250,焦点距離75mm,露出補正-0.3.f4.8,1/8000.
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PEN LIFE668. OLYMPUS PEN Since1959

2013年07月02日 | Photographic Equipment
 今日は学生達のレポートの採点やら大学院の発表会やらで、雑事の1日だった。雑事は終わったが私の論文は遅々として進まず。撮影にも行けず。
 さてPEN E-P5の初アップがこれ。写っているのは調度3年前に購入したPEN E-P2だ。2010年7月8日の私のブログにこの当時のPENシステムがアップされている。今この機材を使うと液晶モニターの解像度が低く、画面のデザインも輪郭がカクカクとなるなどいささか古い。もちろん今でも十分使える機材だけど、 もうこんなに時間がたったしまったのかと思う位にPENの進化は早い。
 さて今のPEN E-P5になく、当時のPEN E-P2にあるものがこれ。”OLUMPUS PEN Since1959”というロゴタイプである。
 1959年つまり昭和34年は、前年に運転を始めた東海道本線の電車特急こだま号が、狭軌の鉄道としては世界新の時速163kmという速度記録をたてた年であった。この年、フィルム時代のハーフサイズカメラとして、最初のオリンパスペンが6000円で発売された年でもあった。その後PENは、大いに発展したことは、既に巷の書に書かれてある通りである。(余談だが、その5年後私は、オリンパスペンの発展系EESというのを親父から貰い受けて撮影したのが本格的な写真の始まりであった。)
 つまり1959年というのは、小さく良く写る機材=PENがはじめて世に出た年であった。それが今のデジタルペンE-P2のロゴタイプの意味でもある。そこには、オリンパスの誇らしい歴史が控えめに記されている。私は、こういうところが大変好きですねぇー。だからこの機材は、あまり使わないけど手放せないのですね。
 今、私はデジタルペン、PEN E-P5を抱えて、時速270kmで走る新幹線こだま号で通勤している。技術の進化!?、あるいは巡り回ってくる人生の歴史の不思議さ!?、それらを体験しているわけだ。

OLYMPUS PEN E-P5 M.ZUIKO DG17mm/f1.8.
ISO4000,露出補正-0.3.f8,1/60.
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PEN LIFE667. 吉符入

2013年07月01日 | Kyoto city
 PEN E-P5を調達してシステムも気分も落ち着いたのだが、撮影に出かける時間はない。当面は眺めているほかなさそうだ。
 ならば先日撮影したカール・ツァイスによる紫陽花変種のマクロ撮影でもアップしておこう。日差しが強いとコントラストがきつくマクロ撮影には今ひとつだ。こういう撮影の時は、雨の日が最高なのだけど、そうそうは雨も降ってはくれない。やはりこのレンズは、シャープでございますと威張らないが、すこぶる鮮明で大変綺麗な描写だ。レンズの設計思想あるいは性質の違いといったらよいだろうか。
 今日も、朝早くはとても快適なのだが、昼間は暑かった。だからエアコンが効いた研究室に閉じこもっていた。夕方から授業がありパソコンルームへ向かう。夜には随分涼しくなり、昼間寝て夜仕事をするライフスタイルには、調度良い季節なのかもしれない。
 さて、今日のテーマがみつからない。怠い気分、とでもしておこうか、それでは平凡か。あっそうだ!、今日から祇園祭がはじまるのである。今日から5日迄の間各町内の会所には御神体が祀られる。これを吉符入といわれている。これから一ヶ月は続く京都の祭である。

京都府立植物園
OLYMPUS OM-D E-M5 Carl Zeiss Makro Planar100mm/f2.8ZF
ISO200,露出補正-0.7.f11,1/100.
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