Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1305. 純米酒

2016年05月16日 | Nagoya city
 現在大高地区に3軒ある酒蔵の一つ萬乗醸造の建築群は、中庭を囲んだサイトプランが当時の姿を残しているし、建築自体も古く文化庁の登録有形文化財だという話を聞いたことがある。純米吟醸山田錦は、ミシュラン三つ星レストランでも供されるとWEBには記載してあった。まあわてが現場を見たわけではあらしまへんのでようしりまへんが。3軒の酒蔵は、どこも古い時代の空気を大いに留めている。
 上の井酒造は純米美山錦だし、山盛酒造は鷹の夢と日本酒のブランドが並ぶ。名古屋市の酒は、全国ブランドなのである。
 純米酒というのは、米と麹だけで造られたお酒であり、麹がアルコール分を発生されるのである。これに醸造用アルコール(焼酎)を加え、吟醸酒とか大吟醸酒といった具合に製造過程の精米の割合で日本酒の種類が多様化してくるのである。
 何か一番旨いかといえば、当然醸造用アルコールを全く加えていない純米酒なのである。これこそがまさに日本酒の王道といってよい。味は上品なワインのように甘くフルーティなのである。私などは、あとは全部焼酎の親戚だと思っている。
 学生達と酒を飲むと決まってチューハイなんかを飲むやつばかりだ。あんなのは焼酎どころか、水にアルコールを混ぜただけでなんの味もないといっても良いぐらいだと私は思っている。そんなのが当然身体に良いわけがない。安い酒なんて言うのは、もはや酒ではない。
 彩り鮮やかなチューハイカクテルなんか気取ってのんで、煙草の煙が煙たいなんて言うお姉ちゅん達は、ホンマに無知でっせ。だってそれって煙草より害がありますけどと私は笑って無視するけどね。人間はどんな酒を飲んでいるかでおつむの程度とお里が知れるわけだ。面白いですね。

名古屋市緑区
OLYMPUS PEN E-P5,M.ZUIKO DG12mm/F2.0
ISO200,露出補正-0.3,f4.1/250
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PEN LIFE1304. 大高地区

2016年05月15日 | Nagoya city
 大高を徘徊したお陰で、少しばかり画像のストックが出来た。
 外気温は28°と夏に近い。風景もこりゃあ夏だよな。近年の傾向として冬が長く、春が短く、夏が長いと感じさせてくれる。そう感じさせてくれるのは、どうも着ているものとの相関があるように思われる。今日はいきなり夏の格好だった。
 そう酒蔵も冷え込んでいた。気温10°以下の冬でないと発酵が進まないのでお酒づくりができないという話を聞いていた。
 名古屋市内にありながら大高地区は、とても都市らしからぬ街を徘徊していたのである。狭隘な路地によって形成されたこの街は独特の景観を有し、城址の濃い緑が常に背景となり、家庭菜園や敷地の植栽などによって緑が多く居住環境としては大変素晴らしい。ひょっとするとここは、知っている人しか訪れることがないという隠れた名所だ。いずれ社会的に知れ渡ってしまうだろう。大高をもっと知ってもらいたいという地元の人の希望は、早晩実現してしまう。
 さて現在では、この街の都市計画道路の工事が始まり、自治体の当然の帰結として名古屋市は予算がなくなったので、拡幅した道路は工事半ばで中断されている。なんとも中途半端な道路拡幅事業なのだが、さてどうするか。実は個人的には既に方策があって、今度提案しておこうと考えている。

名古屋市緑区
OLYMPUS PEN E-P5,M.ZUIKO DG12mm/F2.0
ISO200,露出補正-0.3,f6.3.1/640
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PEN LIFE1303. フィールド調査

2016年05月14日 | Nagoya city
 さて今日は、名古屋市内のフィールド調査。院生一人に二人の先生と二人の地元のガイドさんがつくというすごい贅沢な授業。しかもお昼までご馳走していただいた。でっ、もちろん酒蔵があるので今年の仕込みが終わった後の酒蔵で利き酒(おおっ!、鷹の夢だ)のテストもあり、名古屋市内とはとても思われないローカルな風景が続く戦災に遭わなかった街並みの徘徊であった。本来地域に貢献することを目的とする授業がいつの間にか地域から貢献されています。
 こちらは、やはりお酒はアルコール分を加えない純米酒が一番旨いなどと考えながら、暑い陽ざしの中を徘徊していた。機材は軽く小さいPENだから、こういう小さなフィールド調査では大変使いやすい。
 帰りに栄のマックでセルラー付iPad proを調達してきた。講義とか外部へ持ち出すのにもうパソコンの時代では無いだろう。それにconceptやautoCADの無料ソフトがあるのも魅力的だ。CADやCGなどに本格的に使える仕様だというのもありがたい。海外へもってゆくときもapple SIMが内蔵されているので、まあ便利なのかな。ただ使い方を間違えると海外の接続企業から法外な値段を請求されたという話も聞いたことがある。まあ使い方を少し勉強してからボチボチつかうのだろう。さしあたりペンも付けたのでスケッチブックがわりだな。

名古屋市緑区
OLYMPUS PEN E-P5,M.ZUIKO DG12mm/F2.0
ISO2000,露出補正-0.3,f2.1/60
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PEN LIFE1302. 夏の光

2016年05月13日 | Nagoya city
 忙しかった今週の仕事も終わりつつあり今日は人並みな1日になりそうだ。先ずは凝り固まった身体をマッサージでほぐさないと先の仕事が出来ない。
 ここまでは昨日書いておいた・・・。
 でっ、その通り朝最初にマッサージにでかけ、その後事務書類などを処理しつつ、大須で27cm350円のピザとコーラでお昼とし、午後はマッサージの余韻で午睡し、夕方からの授業を行い夜遅く帰宅した。頑固な肩こりがほぐれたのが幸いだった。
 そんな1日を予期していたために、今日はE-M5にLEITZ ELMARITを持参していた。モノクロで撮影してみようというわけだ。だがこれだけ陽ざしが強くコントラストが高いと、どんなレンズも一緒か。次第に夏の光になりつつあるようだ。魚屋さんも葦簀のなかだ。
 PEN画像を続けると眼が慣れるためか、これでよしという案配になる。しかし、特に理由はないのだが名古屋の街には、EOSの画像の方がよく似合うように思われる。そんなわけでEOSシステムは研究室に置きっぱなしである。
 京都に棲みながら、手元のストックには京都の画像がほとんどない。たまには朝の京都でもと思うが、明日も名古屋市大高地区でフィールドサーベイだ。つまり仕事。
 今週は多忙だったので、1日中寝ていたい気分である。いや気分というより身体がそう欲しているようだ。なかなか休ませてくれない週末である。

名古屋市大須
OLYMPUS PEN E-M5,LEITZ ELMARIT28mm/F2.8
ISO200,露出補正-0.7,f8.1/4000
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PEN LIFE1301. 両極にある機材

2016年05月12日 | Nagoya city
 EOSに眼が慣れると、オリンパス画像が少し弱々しく見える。その分小さく機動力は弱々しさを補ってあまりある仕様だ。
 オリンパスは、スマホがファィンダー代わりになり、静音モードのシャッター音、デジタルテレコン、デジタルシフトといった具合に、デジタルならではの機能が導入されている。それにライツレンズがよく似合う。
 他方でキャノンは、今頃無線通信内蔵1Dx mark2を登場させたが遅いぜよ。もちろんそこまでしなくても東芝のFlash Airカードを使えば済む話なのだが。当然1Dx mark2はiPadと簡単にテザー撮影できるんでしょうね!?。今時外でパソコンなんか使わないですよと言いたくなるぐらいフットワークが悪い。だがオートフォーカスが大変俊敏であり、それにレンズの設計がいささか古すぎると思っていたらプログラムで解決するなんてぇーノは、まさにEOS的発想か。
 だがフルサイズゆえに画像は大変綺麗である。綺麗というのは曖昧であり正確に言うならば、どちらも情報量が大して変わらないのに、EOSは1画素のサイズが大きいので光情報を読み取る水準が大変高いといったらよいだろうか。
 つまりフットワークの良さをとるか、画像の綺麗さをとるかという選択肢なのだが、それは使い分け方だと思っている。つまりフィールド調査では両極にある機材が両方いるのか。
 さて終日文科省の書類作成に追われていた。科研をとると毎年この時期に報告書をださなければならない。操作は15分もあれば片づくはずだが、なかなか事務書類との数字の整合性がとれないので授業の合間の1日仕事になってしまった。再度事務から書類をもらい入力しなおしたが、エラーだ。なら掲示された数字から引き算でという便法で入力したら即解決。なんだこりゃぁ、数字さえあえば実態はなんでいいのかよ。実に非論理的な世界だった。

名古屋市大須
OLYMPUS PEN E-P5,LEICA MACRO ELMARIT 45mm/F2.8
ISO2000,露出補正0,f2.8.1/100
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PEN LIFE1300. 最初の一件落着

2016年05月11日 | Nagoya city
 予定通りならば、自治体データの仕事は全部片づくはずだが。片づいたらEOS持参で大須へ出かけたいといった、小さな幾つかの希望があるのだが。
 ここまでは昨日書いた・・・。
 でっ、今日は目論見通り自治体データ全国790都市の各課別住所録、それに建築学会の法人会員1000件と大学関係者350件を加え4300件あまりの住所録が完成し、出版社に送った。これで出版予定の本の発行部数を算出するそうだ。ついでに表紙デザインのラフ案を追加送信して準備段階の仕事は終わった。最初の一件落着である。次はいよいよ原稿執筆とラフ編集イメージづくりという本題に入るのだろう。
 だから、予定通り夜大須へ出かけた。ただしEOSではなく軽いPENを持参して。EOSに比べると一寸色が派手すぎるが。なぜか名古屋にはEOSの色の方がよく似合いそうだ。
 やはり地味な仕事をしていると、心理的に華やかな風景が見たくなるわけだ。これで行きつけのスナックなどが大須にあって、夜中まで飲んで名古屋泊まりなんというのは申し分ない時間のすごし方だと思うが、なかなかそううまくは行かないのが現実だ。
 明日も地味な書類作成だ。うまくゆけば30分、そうでないときは半日右往左往するという難儀ものだ。時間ができたら今度はEOSをかついで街へ出かけよう。

名古屋市大須
OLYMPUS PEN E-P5,LEICA TELE ELMARIT 45mm/F2.8
ISO2500,露出補正0,f2.8.1/100
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PEN LIFE1299. すれすれの仕事が続く

2016年05月10日 | Shinkansen commuting
 忙しい時は、安らぎ系の画像がよい。3週間前に撮影した車窓風景だ。過ぎ去った頃が懐かしくなると同時に、次第に時間がすぎてゆくことを実感する。
 やっと自治体データも本州まで入力終わる。西から入力してくるアルバイトのデータと合体させれば完成する。ようやく締切に間に合うか。
 そうこうしているうちに科研の今年度報告が迫ってきた。あれって、予算の計算方法がややこしいのだ。なに!、12日締切だって。スケジュールすれすれの仕事が続く。昔は、こういうのが当たり前だったけど、最近は根性がなく気が重たいばかりだ。
 もう疲れ果てた。これにて失礼する。

新幹線 米原-岐阜羽島
OLYMPUS E-M5,M.ZUIKO DG12mm/F1.8
ISO3200,露出補正0,f2.1/3200
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PEN LIFE1298. 山背古道

2016年05月09日 | Kyoto city
 城陽市、井手町、木津川市が古墳などの歴史資源を結ぶ道が山背(やましろ)古道なのだが、その来歴はWEBではわからない。
 平城京の頃、山城国風土記がしるされ、このあたりの記述があると神社の高札で読んだ。当然道はあったであろうが、現在の山背古道がそれであるという話は聞かない。地域興しを目的とした古墳めぐりのために設定されたウォーキングトレイルなのだろうか。このための1/10000の地図とスケッチブックという案内ツールがあるのは、面白い。
 全部歩くと25kmだそうだが、連休最後の日曜日に城陽駅から長池駅までを歩くに留めたが、5月の暑い陽ざしにはいささかバテた。この住宅街などをぬってゆく道を歩きながら平城京の風景を思い浮かべるのは大いに想像力が必要だ。
 私が大学時代奈良・京都の研究で、JR奈良線で万福寺などをみながら京都へ来たことがあったが、ディーゼルカーが1両、のどかな田舎を淡々とはしっていたのは覚えている。いまはもう想像できないほど郊外住宅が林立している。
 さて自治体データ収集も愛知県を終わり第2の関門通過。明日は第三の関門大阪府か。単調でつまらない膨大な仕事が続く。

城陽市総合運動公園
OLYMPUS E-M5,M.ZUIKO DG17mm/F1.8
ISO200,露出補正-0.3,f4.5.1/400
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EOSな日37. スケジュールバトル

2016年05月08日 | field work
 さて連休最後の日曜日である。最近研究室にこもっているので話題がない。
 そろそろダイビングをしたいが、なかなか日程がうまくとれない。そうこうしているうちに沖縄は梅雨にはいってしまう。太陽がでていないと海は暗い。
 今月は14~16日があいているかぁー・・。あかん不用意なことに14日に授業のスケジュールを入れてしまった。ずらしておけばよかったなと後悔。
 そうなると28日~31日だな。代休日もたまるし、これを消化するのに調度良いころだ。よっしゃ!、と意志決定すると、あとはここにスケジュールを入れない格闘が続く。去年も5月31日から6月3日迄沖縄にいた。米軍払い下げ住宅などを視察していた。あらまめにEOS1Dsなんか持参して本格的なフィールド調査モードだったのか。去年は夏の予感がただよう晴天が続いていたが今年はどうなることやら。天候は毎年同じではないからな。
 まあ毎年そんな風にスケジュールバトルをしているわけだ。

滋賀県甲賀市信楽町
EOS1DsMarkⅢ.EF28-300mm/F3.5-5.6 IS USM
ISO400,焦点距離28mm,露出補正0,f8,1/160
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EOSな日36. Ieon Ming  Pei

2016年05月07日 | field work
 一寸だけ人並みに休暇。美保ミュージアムへ出かけた。つまりイオン・ミン・ペイの建築を見にといったらよいか。あのグランド・ルーブルのピラミッドをデザインした中国生まれ、MIT出身のアメリカのモダニズム建築家。
 こういう大きな空間のスケール感で、人出も適度でゆっくり鑑賞できるのが、この美術館の優れたところである。ペイの建築は、 せせこましい日本人建築家と比べればゆったりしていて空間のスケール感が大きくて気持ちがよい。トンネルもアルミパネル張り。建築家がデザインすると無骨な土木構造物も繊細になってくる。
 帰路石山の住宅街のアップダウンのある道を徘徊しいささか足も疲れた。もうやすもう。

滋賀県甲賀市信楽町
EOS1DsMarkⅢ.EF28-300mm/F3.5-5.6 IS USM
ISO400,焦点距離135mm,露出補正0,f9,1/320
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EOSな日35. 肩こり

2016年05月06日 | Nagoya city
 休みが続くと筆の勢いもあってブログを二日分ぐらい先まで書きためていることがある。だが後で読み返すと、やはりくだらねぇー、というわけで画像も含めてすべて消してしまう。今回も完成した二日分を消した。
 そのくだらねぇーという原因は・・・肩こりである。このところ肩が凝るような仕事が続いている。今朝はマッサージでたっぷり揉んでもらいようやく回復した。
 自治体のデータ入力も助っ人が現れホッとする。こちらはようやく北陸までたどりつき、今度は中部地方に第2の難関の愛知県が待っている。その先は近畿で大阪が第三の関門。それをすぎるともう山はない。と書いてもなんのことだからわからんだろうけど、これが肩こりの原因であることには間違いない。
 さて画像データを整理したので、ブログにアップさせる画像がiMacにない。HDから引き出せばよいのだが、それも面倒くさい。手元の画像が切れたら、このブログも忙しいからしばらく休もうかなと考えている。
 今日は、至極普通の平日だった。だから授業も3コマありいささか多忙だった。ようやく世間もいつものペースに戻りつつあるようだ。

名古屋市大須
EOS1DsMarkⅢ.EF28-300mm/F3.5-5.6 IS USM
ISO800,焦点距離100mm,露出補正0,f3.5,1/200
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EOSな日34. フローの動物

2016年05月05日 | Nagoya city
 画像データも6年分が500GBのiMacに保存していた。いろんな意味づけがある画像だが、iMacの容量も一杯に近づきつつあったので、今日は外付けHDに移す作業をしていた。もちろん予備のHDにも移した。
 こうすると、それだけ古い画像を見る機会が減る。しかも相手は機械だから何時かは壊れる。今の社会も随分危ういところで活動をしているようだ。といっても古い画像を見直すときは原稿を書くときぐらいだから、もし消えてしまってもショックはあるが、いたしかたない。どうも今の社会は、フローの情報にしか関心がないようだ。
 そういう点では、変色はするもののネガの保存力の安心感は大きい。先日とりあげたヴィヴィアン・マイヤーの画像もネガだった。といって私は研究室の1万5千枚のスライドを全てデジタル化して、ネガは捨ててしまったけど。
 だから保存というのは置き場所との関係性で決まってくるようだ。現代住宅に倉庫は付かない。それだけ保存という意識も希薄になって行く。
 どうしても保存したければ、アルバムという本にすればよい。それはネガがなくても、いつも広げられて過去に引き戻してくれる。
 それは画像だけではなく、我々の蓄積された知識がそうである。私が書いた博士論文や学会に投稿した学術雑誌も国会図書館に永久保存されている。膨大な資料の中に埋もれ、まあそれでよいと思うほかない。常々人間とは本来フローの動物だと思う。何も残さず次の世代へとうつり変わってゆくだけ。ただそれだけのことしかしない。そう今日は次の世代を祝福するこどもの日であった。それにしちゃあ画像が大人の日ではないか。

名古屋市名駅太閤口
EOS1DsMarkⅢ.EF28-300mm/F3.5-5.6 IS USM
ISO800,焦点距離28mm,露出補正0,f3.5,1/200
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EOSな日33.  自治体のホームページ

2016年05月04日 | Nagoya city
 名駅のホテルやオフィスなどの高層ビルの狭間に柳橋市場がある。例えれば東京駅の赤煉瓦の駅舎の側に築地市場があるようなものだ。その一角に古い民家群がある。引き戸をくぐれば生活感が漂う別世界とういう空間の落差があって。今度それを味わってみたいと思う。
 朝の出勤時に立ち寄ったが、既に市場は終わりかけていた。下手をすればプラスチックの容器ばかりがうつり撮影も難しいけど、高層オフィス群の狭間にある柳橋市場は特異な景観を呈している。
 さて全国790都市のデータ作成も、北海道から始まり、ようやく神奈川県までたどりつき、最初の難関である首都圏迄終わった。何故難関かというと市の数がやたらに多いのだ。特に東京の周辺部県では、人口流入と町村の統合で市に昇格したところが多い。
 次の難関は愛知県、そして大阪府と続く。そこをすぎればデータの整理も楽になる。一つ言えることは、全国全市のホームページはすべて見るということだ。
 そうするとホームページの見やすいところとか必要なデータが取り出せないところなど、評価もできてしまう。例えば行政機構図は、PDFでバンと貼り付けているところが多いが、先ず文字が小さすぎて読めません。部門名をコピーしようとすると、これまた難儀でコピーできなかったりするので手入力で打ち込んだり、ひどいときには画像データだ。テキスト情報を画像にするなんていうのは、情報デザインの初歩的なコンセプトがわかっていないからだ。
 政令指定都市になると組織が大きいからホームページも大きくなり、大変アクセスしにくいことしきり。トップ画面で大筋の組織チャートを示してガイドするぐらいの工夫をしてほしい。
 全体に言えることは、情報を未整理のまま盛り込みすぎ。伝えたい行事などは時間時期だからカレンダーにすればよいのに。もうすこし概念的に整理するという発想が全くない。アクセスのための情報、市民に伝えたい情報、組織の情報、コンテンツの情報といった具合に、概念として整理すれば大変明解になるのだけど、まったくそんな意識が見られない。
 海外の行政サイトは、概念が明解に分類されているからアクセスしやすいのだけど、日本では概念、つまりコンセプトという意識が全くないから食品スーパーの広告みたいなホームページが圧倒的に多い。自治体関係者は、広告代理店のおざなりコンセプト単語でだまされているといってよい。そんな美辞麗句と役所の言い訳の言葉を並べただけのものは、全くホームページではありません。
 コンセプトは最後の表現に至るまで貫かれている一貫した考え方です。もう少し情報を伝えるシステムについて考えて欲しいですね。
 ふと思ったけど、自治体のホームページにおける情報提示の方法は、学部学生達の卒業論文には、サンプル数もありうってつけのテーマだ。誰か書かないかな、

名古屋市名駅
EOS1DsMarkⅢ.EF28-300mm/F3.5-5.6 IS USM
ISO800,焦点距離28mm,露出補正0,f9,1/200
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Nikon Freak16. ヴィヴィアン・マイヤー

2016年05月03日 | Kyoto city
 画像は、京都の裏寺町通りで見つけた映画のポスター。ヴィヴィアン・マイヤー・・・!?、こんな写真家がいたのか。
 先日AppleTVのレンタルビデオでこの映画を見ることができた。生前は一度も写真を発表することなく、日本でいうところの家政婦を渡り歩きがてら写真を撮り続け不遇の内に生涯を終えた。彼女の死後、偶然この写真に遭遇した歴史系の人間によって世に送り出された。その写真は、ストリートフォトの典型のように大変魅力的だ。
 毎日機材をぶら下げているからこそ、これだけ魅力的な撮影機会を発見できる。その根性がすごい。毎日持ち歩ける機材というのが重要な仕様なんだ。 いまではiPhoneがそれにかわるけど、やはり上品に持っているぞと感じさせてくれるお洒落な空気って大切ではなかろうか。
 その彼女が毎日持ち歩いた機材はローライフレックス。同様のローライを使った経験からすると、ファィンダー画像は左右逆にみえ、それは慣れ次第。そしてスクウェア・フォーマットのガラスの上に移る画像は不思議な感覚であった。この当時のローライは大きくても比較的軽く、ここが大切なところなのだが、なによるもファッションによく似合っていた。
 でっ、少し格好が悪いのだがEM1の液晶モニターを横に出して(ここが二眼レフみたいだ)、画像サイズを1:1、モノクロ設定、静音シャッターにした撮影を少し試みた。視線が下がるので二眼レフ同様の見え方にはなるが、どうも操作感覚が珍奇だ。それにデジタルでは、所詮プリントフィルムの美しさには及ばないだろう。ペンFがモノクロも綺麗なようだが・・・。
 ここまでは一昨日書いた。また今日も休日出勤であった。やれやれの言葉しか出ない。

京都市
NikonDf,Nikkor-S Auto35mm/F2.8
ISO5000,露出補正0,f4.1/40
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EOSな日32. 繁華街

2016年05月02日 | Nagoya city
 私の好きな夕方の風景の一つ。名前からして古そうなアパート。ネオンサインにすることもないと思われるが多分お店が入っているのだろうか。その脇をスナックに通う女給が慣れた足取りですり抜けてゆく。女給とは古くさい言い回しだが、ママでもないお店の女の子を表す言葉がない。コンパニオンという言葉もあるが・・・。
 どうして女給かって。まず地味な格好でコートの下が全く見えないでしょう。それに足がすごく細いんだよね。多分身体も細いと思うが、それがお店での売りなんだろう。
だからお店では結構ファンも多いと想像する。
 というか一目みて好きになるそんなタイプの女の子が結構夜の世界には多い。夜の灯りの中でそう見えるだけかも知れないのだけど、確かに不思議な魅力があるのだけど当然彼氏がいるか、あるいは昔の言葉で言うところの娼婦。コンパニオンという肩書きに娼婦は多い。もちろん相手が相当に信用できる人でないと付き合ってくれませんが。それを保証してくれるのがママの見立て。だからママに信用されないとあかんわけですけど。
 夜8時をすぎると着物を着たママ達がやってくる。それが繁華街の毎日の風景だ。
 さて画像は、1/6という低速シャッターの割にぶれていないから手ぶれ補正機能が働いているのだろう。オリンパスに比べれば3段分の補正というのはゆるい機能であるが、それでも必要なときに機能しているというのが使い勝手の良さだ。
 ・・・ここまでは昨日書きためておいた。それは正解であった。というのも・・・・
 今日は、9時~22時迄久しぶりにたっぷり仕事だった。昔は毎日がそんなペースだったのだが、名古屋から京都まで帰るためか、最近あまり遅くまでやらない仕事のパターンだ。途中でMacProがフリーズしたりして、もう明日も出勤だ。やれやれの1日であった。

名古屋市大須
EOS1DsMarkⅢ.EF28-300mm/F3.5-5.6 IS USM
ISO400,焦点距離70mm,露出補正0,f11,1/6
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