Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak16. ヴィヴィアン・マイヤー

2016年05月03日 | Kyoto city
 画像は、京都の裏寺町通りで見つけた映画のポスター。ヴィヴィアン・マイヤー・・・!?、こんな写真家がいたのか。
 先日AppleTVのレンタルビデオでこの映画を見ることができた。生前は一度も写真を発表することなく、日本でいうところの家政婦を渡り歩きがてら写真を撮り続け不遇の内に生涯を終えた。彼女の死後、偶然この写真に遭遇した歴史系の人間によって世に送り出された。その写真は、ストリートフォトの典型のように大変魅力的だ。
 毎日機材をぶら下げているからこそ、これだけ魅力的な撮影機会を発見できる。その根性がすごい。毎日持ち歩ける機材というのが重要な仕様なんだ。 いまではiPhoneがそれにかわるけど、やはり上品に持っているぞと感じさせてくれるお洒落な空気って大切ではなかろうか。
 その彼女が毎日持ち歩いた機材はローライフレックス。同様のローライを使った経験からすると、ファィンダー画像は左右逆にみえ、それは慣れ次第。そしてスクウェア・フォーマットのガラスの上に移る画像は不思議な感覚であった。この当時のローライは大きくても比較的軽く、ここが大切なところなのだが、なによるもファッションによく似合っていた。
 でっ、少し格好が悪いのだがEM1の液晶モニターを横に出して(ここが二眼レフみたいだ)、画像サイズを1:1、モノクロ設定、静音シャッターにした撮影を少し試みた。視線が下がるので二眼レフ同様の見え方にはなるが、どうも操作感覚が珍奇だ。それにデジタルでは、所詮プリントフィルムの美しさには及ばないだろう。ペンFがモノクロも綺麗なようだが・・・。
 ここまでは一昨日書いた。また今日も休日出勤であった。やれやれの言葉しか出ない。

京都市
NikonDf,Nikkor-S Auto35mm/F2.8
ISO5000,露出補正0,f4.1/40
コメント
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