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20XX-8-12 晴れ 強風 暑い
ヒグマの出現でオショロコマ撮影中止
午前9時に北見市の自宅を出発。近郊のUR 川にオショロコマをさがしにいった。
途中、夏のシジミチョウ、ゴマシジミが多数発生しておりナガホノシロワレモコウに盛んに産卵しているので少しデジカメ撮影した。ちらちらせわしなく飛ぶ個体が多く気温が高いせいか敏感で撮影しにくかった。
暑い。暑い。今日は暑い。このあたりはヤマベの放流が盛んでヤマベ釣りのできる渓流が多い。道路を初老のヤマベ釣り師が一人歩いていた。

こんなシンコヤマベが多数みられた。一般的に、オショロコマはヤマベを嫌います。
目的の川沿いの林道に入るとまず巨大砂防ダムがある。
その上流は、今日は貧相な水量の少ない川であったが、実は大雨の時はかなりの暴れ川のようで、林道が大きく削られたりコンクリート橋がくずれおちたりしていた。
川岸を増水した水が走った跡も生々しい。渓流魚にとっては相当に棲みにくい川だと思う。
倒木も多く林道に倒れ込んだのをずいぶん切って応急的に通行可能にしてある。つい最近の集中豪雨を伴った嵐のせいと思われる。
この付近は山全体が二次林で自然度はとても低く、松の植林が中心で山そのものに大した保水力が無いためと思われた。
林道を源流域まで走ったがオショロコマが棲むような川には見えなかった。
しかし、最源流近くで、偶然良ポイントを発見、本当に狭い水域であったが、幸運にもかなりの数のオショロコマが釣れた。

20匹(4♂♂16♀♀)ほど釣れて十分撮影出来た。良い写真が沢山撮れた。




















この1匹のみだが、ちょっと変わった斑紋のオショロコマも釣れた。
オショロコマたちは、よくこんな渓流に生き残っていたものだ。しかし渓流の環境をみるとここのオショロコマに明るい未来はなさそうである。
これで鮮明な画像記録だけは後世に残すことが出来たと思う。
突然、妻がクマだーっと叫ぶ。100mほど向こうで、数秒間、バキバキっと太い木々が折れる音がした。
妻は騒ぐが、私にはヒグマの姿そのものは見えなかった。いずれにしても危険なのですぐに竿をたたみ川を離れ車にもどった。
その後、何も物音はしなくなったが、今日はこれで釣りを終了し引き上げることにした。
この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にリリースした。

後翅裏面の白帯が鮮やかなミヤマカラスアゲハ夏型♂が吸水中。

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