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エゾモモンガの謎
閑話休題。
北海道オホーツク、網走市のとある広葉樹の森には今でもエゾモモンガが棲息している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/08/213077de6ca7e54c701b7fbc2b1c1d15.jpg)
一般にエゾモモンガは夜行性であるが、時に昼活動することもある。外国では空飛ぶネズミとも呼ばれ、四肢の間の薄い膜を広げてグライダーのように滑空する。
私が中学・高校時に住んでいた北見市公園町の広大なカシワ林(今は完全に消えてしまった)にはいつもエゾモモンガがいた。
夕方、あたりが薄暗くなるとエゾモモンガの見事な滑空が見られた。
私が中学生のころ何とかエゾモモンガを捕らえたいと思い、仲間たちと森へゆき連日小石を投げつけては追いかけたが命中するはずもなかった。
ある日の夕方、あたりが薄暗くなった頃、滑空して、またカシワの樹を駆け上がり、一息つくところを狙って石をぶつけたら奇跡的に命中しエゾモモンガが地面に落下。
私は喜々として走り寄った。
しかし小石の直撃を受け即死したエゾモモンガのあまりに悲惨な姿に絶句し涙がでた。
悪いことをしたとその後何十年もたった今も深く後悔している。
しかし、興奮してエゾモモンガを追いかけ回したカシワの原生林、薄暮帯の空を鮮やかに滑空し、時には左右に旋回するエゾモモンガの姿は目に焼き付いて今でも鮮明に思い出す。
ところで、動物写真家の藤原美智雄さんからこの網走市のエゾモモンガが真っ昼間に木の実を食べている写真をいただいたとき、強い違和感を覚えたのであった。
エゾモモンガは夜行性と単純に信じていたからだ。ここのエゾモモンガは、夜はじっとしていて活動しないという。昼行性の個体群ではないかという。
何故だろうと聞くと、理由は簡単、ここのカシワ林にはエゾフクロウが棲んでいるので夜、活動するとフクロウのエサになってしまうからではないかとの話であった。
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