

稀少なオショロコマ生息域への巨大ニジマス侵入。
晴れたり曇ったり 気温~18℃
この日の午後、産卵のため大挙して遡上する大型ニジマス駆除のため、さらに別のとあるオショロコマ棲息渓流に入った。。この渓流のニジマス汚染は近年深刻でこのままではオショロコマが消えニジマスに置換されてしまう可能性が高い。

明るい色調の、この渓流独特のオショロコマ10匹を釣って撮影、すべて丁寧にもとの場所にリリースした。















渓流の水量は雪解け増水で、かなり多い。

引き続き、仕掛けを強力大型ニジマス用に取り替え、ニジマス釣りを開始した。



















思っていたとおり雪解け増水に乗って源流域に遡上してきていた50-52cm級のニジマス4♂♂1♀、その他やや小型のもの数匹も釣って撮影しキープした。
この川では産卵時のニジマス♀は銀ピカで本当に美しい。このほか私が1匹、F氏が2匹、ハリス切れなどでさらに大型のニジマスに逃げられた。
釣り上げた♂は、いずれも激しく放精した。





1♀は私が持ち帰り、卵を中型タッパー1/3ほど採ったが皮が固い卵で食不適、大きさは意外と小粒で5mmほどか。
この時期、産卵行動中のニジマスたちの胃は空っぽであった。
この渓流では従来ニジマスの勢力がかなり強く、オショロコマとの戦争では将来的にどちらが勝つかわからない。
この数年はニジマスが優勢になってきている。
私たちは今後ともオショロコマに加勢してゆくつもりである。

駆除したニジマスは三枚におろして冷凍保存し、適宜おいしくいただくようにしていますが...........。

私は、この日、撮影時ニジマスのエラから口にとおした左手中指の先をニジマスのするどい歯で横に切られてかなり出血した。大型ニジマスが暴れたらこのタイプの負傷が多くなるので要注意。


コゴミが丁度よい状態なので 大量に採取したが F氏は隣近所にくばるらしい。我が家には私たち夫婦のぶんだけ持ち帰った。




この項、 終わり。

