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多彩な外観のオショロコマ♂の謎
20XX-9-23 曇り のち雨 のち曇り 寒い 寒い
とても寒い。
上流へ上流へと釣り登りオショロコマを釣って撮影、リリースを繰り返す。
今回は♂と思われる個体をお示しします。
明るい色調の個体〜暗色調の個体、ヒレは暗色調のものから明るい黄色〜オレンジとさまざま。腹部の着色もさまざま。
生息している場所の微環境が多彩なせいか外見的に一定の方向へ収束する傾向がない珍しい個体群だ。
遺伝子の多様性がしっかり残っている頼もしい個体群だ。
そう考える一方で、とある不安も胸をよぎる。
もしかすると、比較的近い過去(50〜80年前)に、それ以前の壮絶なある理由で激減ないし壊滅したここのオショロコマ復活を目指して、いくつかの産地のオショロコマが人工的継続的に放流されたのではなかろうかといった突拍子もない考えだ。
長時間、冷たい流れに手をつけて撮影を続けてゆくうちに徐々に体温が下がり始め低体温症の気配を感じる。
体調が悪くなり、体の動きが緩慢になってくる。
頭がぼーっとしてきてこの一見原始の森に棲むオショロコマが、実は過去にいくつもの産地から放流されたものかも知れないといった思いかけない考えが頭に浮かんだのであった。
その可能性はこのあたりの、つい最近の自然の壮絶な歴史を思えば、もしかすると十分にあり得る話であった。
この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
とうとう妻は寒さで低体温症となってぶるぶるがたがた震えだした。もう限界かな、急遽武装解除して釣りを終了した。
夏場、見事な白い花をたくさんつけていたウバユリがもう実をつけはじめていた。
おいしそうな秋のキノコ、ボリボリを発見、少し採集した。
帰路、途中の町でいつものラーメン屋で少し暖まって一息ついた。
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