オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

♂腹部が淡く黄色調となる稀少オショロコマ個体群

2019-07-26 00:35:53 | 渓流魚、蝶、自然
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♂腹部が淡く黄色調となる稀少オショロコマ個体群


    



201X-8-21(日)  晴れ 25度C



朝10時。北見市近郊のニジマス川へ入り、大型ニジマス釣りを大いに楽しんだ。



昼食後に支流 PO川 の最源流に奇跡的に生き残っているオショロコマ小集団を見に行くことになり山奥へと古い林道を進んだ。



この渓流のかなり上流、川がふたつに別れる二股分岐付近に小規模なオショロコマ個体群が棲息している。






 
ここに生き残っているのは、明るい灰色系色調で、♂腹部がほんのりと黄色くなる PO川独特のオショロコマだ。



赤点紋理はオレンジ系であまり鮮明さはない。



いつもオショロコマが集結する大たまりには意外にも魚が少なかった。



夏場、オショロコマたちは溜まりに群泳したり、瀬じりでゆらゆらするだけではなく積極的に瀬に出て小さな岩陰などに潜んでは流れてくるエサを追う。



溜まりにオショロコマがいないので積極的に瀬をさぐっては、時々ヒットする魚をこまめに釣り上げては撮影、リリースを繰り返した。





♀が多い。 ♀は特別な特徴はなく腹部が黄色くなる傾向はない。

































































♂腹部がほんのりと黄色くなる PO川独特のオショロコマ画像を示します。



































300mほどを1 時間ほどかけて釣り下ってなんとか15匹ほどを釣って撮影した。





幼魚から成魚まで理想的な構成で棲息していることがわかり一安心。




次に左股をつめてみたが、ほどなく砂防ダムがあり谷はとても深くなる。



ダム下もダムの上下にも魚影はなかった。



一箇所 エゾキリンソウの多い崖を発見した。



早春にきてみれば稀少な蝶、ジョウザンシジミがいるかも知れない。 



さらに右股もさぐったが、ほどなく砂防ダムがあったもののオショロコマの気配はなかった。



そこから林道をつめると、とうとう倒木で通れなくなっていたので引き返した。



今日は予想どおりヒグマの痕跡がとても目立ったので、盛んにぴーぴー呼び子を鳴らしながらの釣りであったが、結局ヒグマには会わなかった。



今日、始めはヒグマを恐れてかみさんは山奥のこの渓流には入りたがらなかった。



しかし大型ニジマスを釣って一変にハイになり、その勢いでPO川のオショロコマを見にきたのであった。



この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。 





こんなでっかいキノコがありました。



この日、デカニジマスのため愛用の竿が木っ端みじんに破壊されてしまったので帰りに北見の釣り具店フィッシュランドで 清瀬 3.0m  4700円を一本購入した。



かなり歩いた格好になり、けっこう疲れた釣り行であった。




PS: 3年前の台風の大雨大増水で橋がすべて流されたうえに林道が数カ所で広範に破壊され、 2019年7月現在、このオショロコマ個体群の生息水域に到達することが不可能になっています。







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