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噴火湾サケ漁獲とブラウントラウト
昨年、暮れにオホーツクの鱒浦でサケ定置網漁をやっている漁師さんから 鮭児 時サケ メジカ 寒風漬け といった4本の立派なサケを一度にいただき前項ではメジカをさばきました。
彼は大量のサケ稚魚を海中飼育でかなり大きく育ててから直接海に放流しているために、他の漁場よりも回帰率が圧倒的によいという。
昨年も道内各地のサケ定置網漁が軒並み大不漁であったが鱒浦の定置網だけは好漁を維持していたらしく、そのお裾分けをいただいたような感じです。
先年、たまたまサケ漁獲量が大きく落ち込んだ時、ブラウントラウトが川に放流したサケ稚魚の15%を食べる(実は相当乱暴な計算式による推定)のが主原因との有識者???...???..... の意見をいれて、まったくの濡れ衣を着せて道南の静狩川のブラウン皆殺しをおこなったどこかの漁協とはレベルが違います。
当時の静狩川ブラウン棲息水域。 当時、何回も静狩川へ出かけて新聞報道などにはそうとう誤りや煽りがあることを確認しています。
この理論でゆけばサケ漁不良の時にはブラウンのみならず、サケ稚魚放流河川の アメマス、ヤマベ、オショロコマ、イトウ、ウグイ、エゾウグイ、ニジマス、ついでにサケ稚魚を狙って河口に群れるカモメなども毎回皆殺しにしなければなりません。
実際、半世紀ほど昔の道東のサケマス稚魚放流渓流では、放流時に集まってくる渓流魚たちを殺すために毒流しを行っていたと聞きます。
シロザケの稚魚。
たとえばサケ稚魚を狙う海鳥が群れる 知床の渓流河口でその時期に釣り上げたオショロコマは口からサケの稚魚をあふれさせていました。
鱒浦漁協のようにサケ稚魚を海中飼育でかなり大きく育ててから直接海に放流することは、上記の問題をすべて解決するのみでなく、強い稚魚が外海にでてゆくことになる優れた方法かもしれません。
当初から予想されてはいたが、寡聞にして多大な金額をかけて静狩川のブラウンを皆殺しにした結果、噴火湾のサケマス漁獲がその後豊漁に転じたという話はまったく聞かれません。
サケが帰ってくる回帰ルートからしても、もともと噴火湾でのサケ定置網漁は不利との意見すらあります。
上記の理由から、私を含めてとても多くの釣り人たちが、静狩川のブラウン駆除は恐らく濡れ衣と強く感じています。
さて、この駆除費用はすべて道の予算でまかなったものでしょうか。
ちなみにブラウン駆除には、あまりにも人手とお金がかかることが判明し、その後、他の河川のブラウン駆除の話は一気に立ち消えになっている。
ブラウン棲息に適した水域での繁殖力は、放流継続に頼りがちなニジマス釣り場維持 の比ではなく、きわめて旺盛であることがわかっています。
ひらたく言えば、もはや現実的に、完成された繁殖水域全般のブラウン完全駆除など不可能な段階になっているように感じています。
ニジマスと異なり法律的にブラウン放流は禁じられています。
まことに幸いなことにニジマスの場合とは違って、オショロコマ棲息水域にブラウンを放したという話は聞いたことはありません。
ブラウンによる実害がどの程度のものかがほぼ判明している現在、駆除以外のブラウン対策 ( 例えば釣り人によるモニタリング、封じ込めの徹底 など ) といったまったく新しい発想の転換も必要かもしれません。
ネットや釣り雑誌などを見るかぎり、ブラウンによる負の側面とは裏腹に、水面下でのブラウン釣りの人気は相当なものがあります
メジカをさばく話から、ちょっと話がブラウンにそれてしまいました。
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噴火湾サケ漁獲とブラウントラウト
昨年、暮れにオホーツクの鱒浦でサケ定置網漁をやっている漁師さんから 鮭児 時サケ メジカ 寒風漬け といった4本の立派なサケを一度にいただき前項ではメジカをさばきました。
彼は大量のサケ稚魚を海中飼育でかなり大きく育ててから直接海に放流しているために、他の漁場よりも回帰率が圧倒的によいという。
昨年も道内各地のサケ定置網漁が軒並み大不漁であったが鱒浦の定置網だけは好漁を維持していたらしく、そのお裾分けをいただいたような感じです。
先年、たまたまサケ漁獲量が大きく落ち込んだ時、ブラウントラウトが川に放流したサケ稚魚の15%を食べる(実は相当乱暴な計算式による推定)のが主原因との有識者???...???..... の意見をいれて、まったくの濡れ衣を着せて道南の静狩川のブラウン皆殺しをおこなったどこかの漁協とはレベルが違います。
当時の静狩川ブラウン棲息水域。 当時、何回も静狩川へ出かけて新聞報道などにはそうとう誤りや煽りがあることを確認しています。
この理論でゆけばサケ漁不良の時にはブラウンのみならず、サケ稚魚放流河川の アメマス、ヤマベ、オショロコマ、イトウ、ウグイ、エゾウグイ、ニジマス、ついでにサケ稚魚を狙って河口に群れるカモメなども毎回皆殺しにしなければなりません。
実際、半世紀ほど昔の道東のサケマス稚魚放流渓流では、放流時に集まってくる渓流魚たちを殺すために毒流しを行っていたと聞きます。
シロザケの稚魚。
たとえばサケ稚魚を狙う海鳥が群れる 知床の渓流河口でその時期に釣り上げたオショロコマは口からサケの稚魚をあふれさせていました。
鱒浦漁協のようにサケ稚魚を海中飼育でかなり大きく育ててから直接海に放流することは、上記の問題をすべて解決するのみでなく、強い稚魚が外海にでてゆくことになる優れた方法かもしれません。
当初から予想されてはいたが、寡聞にして多大な金額をかけて静狩川のブラウンを皆殺しにした結果、噴火湾のサケマス漁獲がその後豊漁に転じたという話はまったく聞かれません。
サケが帰ってくる回帰ルートからしても、もともと噴火湾でのサケ定置網漁は不利との意見すらあります。
上記の理由から、私を含めてとても多くの釣り人たちが、静狩川のブラウン駆除は恐らく濡れ衣と強く感じています。
さて、この駆除費用はすべて道の予算でまかなったものでしょうか。
ちなみにブラウン駆除には、あまりにも人手とお金がかかることが判明し、その後、他の河川のブラウン駆除の話は一気に立ち消えになっている。
ブラウン棲息に適した水域での繁殖力は、放流継続に頼りがちなニジマス釣り場維持 の比ではなく、きわめて旺盛であることがわかっています。
ひらたく言えば、もはや現実的に、完成された繁殖水域全般のブラウン完全駆除など不可能な段階になっているように感じています。
ニジマスと異なり法律的にブラウン放流は禁じられています。
まことに幸いなことにニジマスの場合とは違って、オショロコマ棲息水域にブラウンを放したという話は聞いたことはありません。
ブラウンによる実害がどの程度のものかがほぼ判明している現在、駆除以外のブラウン対策 ( 例えば釣り人によるモニタリング、封じ込めの徹底 など ) といったまったく新しい発想の転換も必要かもしれません。
ネットや釣り雑誌などを見るかぎり、ブラウンによる負の側面とは裏腹に、水面下でのブラウン釣りの人気は相当なものがあります
メジカをさばく話から、ちょっと話がブラウンにそれてしまいました。
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記事を読ませて頂きました。
静狩のブラウン駆除に関し行政も知らない事実です。
駆除に関し一部の心無い釣り人のギャング放流とされてますが
実際は有る釣り愛好家団体が取り寄せた受精卵と稚魚を静狩漁協が預かり生け簀に入れていたものが逃げ出し繁殖したものです。
漁協の責任で繁殖させたにも関わらず釣り人のギャング放流とし多額の税金を使い駆除を行いました。
許されない行為かと思います。