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根室半島に幻のオショロコマを求めて その壱
私の知る限りでは根室半島において、これまでのところオショロコマはまったくの未記録である(もし私が知らない記録などあればご教示下さい)。
これまで根室半島と考えてきたオワッタラウシ川のオショロコマの記録があるが、地図をよくみると根室半島の付け根とは言えるが根室半島そのものと考えてよいのかどうか迷ってしまうのだ。
実際に現地へいってみると自然環境は温根沼と落石岬をむすぶラインを境に大きくガラリと変化する。
自然環境を中心に考えればこのラインより西に半島状に突出した部分を、今回、まさに根室半島と考えたのである。
2011-6-10(金) 曇り 根室は霧 小雨 霧 寒い
長年の懸案であった根室半島のオショロコマ調査に妻と二人で朝9時に北見市を出発。
美幌峠は濃い霧で雨。峠を下ると曇り。
弟子屈で左折、虹別方面へ向かう。
虹別から中標津、別海を抜け根室半島へ至る。
褐色モール温泉の別海保養センターはかって、このあたりで釣りをしたとき、よく泊まったが、何とかホテルと名前が変わっていた。
このコースは本当に久しぶりのドライブだ。
春国岱を越え、温根沼にかかる大きな橋をわたり、ここから根室半島に入って行く。
やがて根室市内に入り今日の宿泊予定の旅館 二美喜(にみき) を確認、12時30分をまわっていたので丁度目についた回転寿司に入った。
平日のせいか空いていてボックス席。根室産キングサーモンとコマイの卵軍艦、生ホッキがおいしかった。味も良く北見の回転寿司トリトンに勝るとも劣らない。
今日の根室は町中濃い霧で身震いするほど寒い。
何となく納沙布岬方面に走っているうちに濃い霧のなか時々小さな川を渡るが地図と全然合わない。
やがて霧で道を間違い根室半島北部海岸のつもりで南部海岸を走っているのに気づいた。
地図を上下逆さまに見るような格好であったのだ。
南部海岸は完全に開拓し尽くされて自然はほとんどなく、北部海岸沿いにあるいくつかの川が今回のターゲットだ。
歯舞(はぼまい)の町を越えたところで北部海岸への道に入ってしばらく走ると北部海岸線に出た。
そのまま納沙布岬まで走った。
岬には霧のなか観光客のレンタカーがポツンと一台。
あたりは濃い霧でほとんど何も見えず、
人の気配は無くあまりにも寒いので記念撮影をして早々に退散。
根室方面に走ってゆくと急に濃い霧の中にドンキホーテの風車みたいに風力発電の巨大風車が浮かび上がりびっくり。
渡り鳥の多い根室半島にこんなものを造ったら悲惨なバードストライクが頻発するのではなかろうか。
やがてサンコタン川を渡り、まずこの川の上流をあたってみた。
付近一帯は広大な酪農地帯で馬も放牧されていて、私たちを見て威嚇しながら寄ってくるので気持ちが悪い。
サンコタン川は釣り師としてはあまり気乗りがしない本当に小規模な渓流で浅くて水は笹濁り。
たまりには小型アメマス、小型ヤマベがとても多いが、いくらさぐってもオショロコマはいなかった。
ここの小型アメマスは腹部がオレンジ。尾ビレの上下の鮮やかな朱色が印象的だ。
一帯は放牧地ながらも種々雑多な普段みかけない珍奇ないわゆる高山植物が多く、植物好きな人なら喜びそうな環境だ。
濃い霧がたちこめやたら寒く、視界は100m程度。
次のオンネップ川は、小規模なうえに上流へいたる道がなかったのでパス。
この項、続く。
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根室半島に幻のオショロコマを求めて その壱
私の知る限りでは根室半島において、これまでのところオショロコマはまったくの未記録である(もし私が知らない記録などあればご教示下さい)。
これまで根室半島と考えてきたオワッタラウシ川のオショロコマの記録があるが、地図をよくみると根室半島の付け根とは言えるが根室半島そのものと考えてよいのかどうか迷ってしまうのだ。
実際に現地へいってみると自然環境は温根沼と落石岬をむすぶラインを境に大きくガラリと変化する。
自然環境を中心に考えればこのラインより西に半島状に突出した部分を、今回、まさに根室半島と考えたのである。
2011-6-10(金) 曇り 根室は霧 小雨 霧 寒い
長年の懸案であった根室半島のオショロコマ調査に妻と二人で朝9時に北見市を出発。
美幌峠は濃い霧で雨。峠を下ると曇り。
弟子屈で左折、虹別方面へ向かう。
虹別から中標津、別海を抜け根室半島へ至る。
褐色モール温泉の別海保養センターはかって、このあたりで釣りをしたとき、よく泊まったが、何とかホテルと名前が変わっていた。
このコースは本当に久しぶりのドライブだ。
春国岱を越え、温根沼にかかる大きな橋をわたり、ここから根室半島に入って行く。
やがて根室市内に入り今日の宿泊予定の旅館 二美喜(にみき) を確認、12時30分をまわっていたので丁度目についた回転寿司に入った。
平日のせいか空いていてボックス席。根室産キングサーモンとコマイの卵軍艦、生ホッキがおいしかった。味も良く北見の回転寿司トリトンに勝るとも劣らない。
今日の根室は町中濃い霧で身震いするほど寒い。
何となく納沙布岬方面に走っているうちに濃い霧のなか時々小さな川を渡るが地図と全然合わない。
やがて霧で道を間違い根室半島北部海岸のつもりで南部海岸を走っているのに気づいた。
地図を上下逆さまに見るような格好であったのだ。
南部海岸は完全に開拓し尽くされて自然はほとんどなく、北部海岸沿いにあるいくつかの川が今回のターゲットだ。
歯舞(はぼまい)の町を越えたところで北部海岸への道に入ってしばらく走ると北部海岸線に出た。
そのまま納沙布岬まで走った。
岬には霧のなか観光客のレンタカーがポツンと一台。
あたりは濃い霧でほとんど何も見えず、
人の気配は無くあまりにも寒いので記念撮影をして早々に退散。
根室方面に走ってゆくと急に濃い霧の中にドンキホーテの風車みたいに風力発電の巨大風車が浮かび上がりびっくり。
渡り鳥の多い根室半島にこんなものを造ったら悲惨なバードストライクが頻発するのではなかろうか。
やがてサンコタン川を渡り、まずこの川の上流をあたってみた。
付近一帯は広大な酪農地帯で馬も放牧されていて、私たちを見て威嚇しながら寄ってくるので気持ちが悪い。
サンコタン川は釣り師としてはあまり気乗りがしない本当に小規模な渓流で浅くて水は笹濁り。
たまりには小型アメマス、小型ヤマベがとても多いが、いくらさぐってもオショロコマはいなかった。
ここの小型アメマスは腹部がオレンジ。尾ビレの上下の鮮やかな朱色が印象的だ。
一帯は放牧地ながらも種々雑多な普段みかけない珍奇ないわゆる高山植物が多く、植物好きな人なら喜びそうな環境だ。
濃い霧がたちこめやたら寒く、視界は100m程度。
次のオンネップ川は、小規模なうえに上流へいたる道がなかったのでパス。
この項、続く。
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