オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

知床のオショロコマ通常型152匹、降海型4匹 その弐

2013-11-24 18:12:06 | 降海・遡上型オショロコマ
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知床のオショロコマ通常型152匹、降海型4匹 その弐

20XX年初夏のある日。 曇のち晴れ 時々雨 寒い

この日は、知床のいくつかの渓流で撮影を行い、昼食後この渓流に入ったのであった。

この渓流はおびただしい数の砂防ダムがあるためか普段は小型オショロコマが少しみられるにすぎない。

海から最初のダム下から釣り下り始めた。


このダム下は従来は河川残留型の小型オショロコマのみだが、この日は河口付近に向かうにつれ大型個体が増え、河口まで30mほどのところにある広いたまりでは良型オショロコマ(おそらく海・汽水域から遡上してきたもの)が一気に増え始めた。

河川残留型個体群は前項で提示しましたので以下に降海型オショロコマの画像をお示しします。


















今日は結局、通常型( 河川残留型 )オショロコマ152匹に対して降海型オショロコマ4匹が釣れた。大体、現在の知床の渓流では降海型オショロコマの出現頻度はこんなものである。一般に降海型オショロコマの出現頻度は少なく1%以下と思う

興味深い話がある。私がしばしばお世話になった知床SA川の岸辺にある民宿 0 のおじさんが教えてくれた。この川の河口から数百mの砂防ダムが出来る以前は、毎年6月になると民宿のそばのおおたまりには渦をまくように多数の降海型オショロコマが群泳していたという。遡上型大型オショロコマも稀ではなかったという。おそらく人間たちが住み着く以前の知床の渓流の多くがそのような状況であったと思われる。川という川におびただしい数のダムを造った結果、何万年にもわたって降海型オショロコマに依存していた知床のオショロコマ存在様式が、一気に河川残留型主体に大きく変化してしまったのであろう。

せっせと撮影した結果、デジカメ写真は 1G SDメモリーカード満杯となった。引き続き次のデジカメで撮影し今日は約1200枚を撮影。

撮影中に釣り針で指が傷だらけになり、ついに右手親指の爪が欠けた。いつも大釣りしたときには針はずしの繰り返しで大抵右手親指の爪が欠けてしまう。

午後5時30分 武装解除した。近年、こんなに沢山のオショロコマを見たのは久しぶりだ。

この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

畑の緑がきれいで雨雲のなごりがたなびき山々は上のほうだけ見えた。
 

北見への帰り道にいつもの 美幌三八ラーメンを食べ、ここの漫画本棚に並んでいる黄昏流星群を一冊読んで一休み。






北見市の自宅についたら 午後9時30分。疲れた。


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