オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

網走川水系源流域の稀少オショロコマ

2019-06-03 20:57:52 | 渓流魚、蝶、自然
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網走川水系源流域の稀少オショロコマ


     


201X-8-29 (金)  晴れ



網走川水系には無数の支流があり、これまで長年かけてしらみつぶしに探ってきたものの、オショロコマが棲息するのはこの渓流を含めて唯2本のみ。






いまだ過酷な自然のため入渓できないでいる支流も多少あるが、網走川水系のオショロコマは他の水系に比し稀少と言える。







この支流は下流域はヤマベが散見され、その上流は25-30cmの良型エゾイワナ型アメマス、その上流は小型エゾイワナ、そして最源流のごく短い水域にのみオショロコマが棲息している。















幸いなことに、いまだニジマスの侵入はまったくない。














このパターンは、最近の10年ほどは変わりなく、オショロコマの棲息数にもほとんど増減がなく経過している。
















この日も源流域でオショロコマを少し釣って撮影、その後丁寧にもとの場所にリリースした。



やや良型のオショロコマが多く、今回は珍しく全てが♂ばかりであった。


















ここでは、しばしば尺近い大型オショロコマが見られるが、この日は20cmほどが最大であった。

















やや暗い環境に棲むため体色は暗色調の個体が多い。



特異な特徴としては背部虫食い紋が目立たず、項部はヤマトイワナみたいにのっぺりしたものが多い。















赤点紋理は地味で鮮やかさはない。




腹部は成熟した♂では黄色いものが多い。




所謂美しい個体群とは言えないが、野性的なすごみがあり私は好きだ。




外観的には一つのパターンに収束する傾向はなく、遺伝的多様性はいまだ保たれているとおもう。










いつもヒグマの気配がとりわけ濃厚なところなので、そうそうに武装解除し帰路に着いた。







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