最近のテレビドラマはコミックが原作というのも珍しくない。その一つに日本テレビ系列の「喰いタン」がある。ストーリーはコミック仕立てで笑えるが、食を題材にしており、主人公の美食の蘊蓄はなかなかに面白い。「喰いタン」の原作は読んだことはないが、食を題材にしたコミック「美味しんぼ」は、90巻の単行本が出ていて、幾つか読んだ。
政治的な主張がやや強い感もある「美味しんぼ」なのだが、第8巻に「ソルト・ピーナツ」という、ディジー・ガレスピーのバップ・ナンバーと同タイトルのジャズ・ファンを泣かせる一編が収められている。ピーナツという食材とジャズ喫茶を絡めた話で、いつもビールの摘みにしているピーナツの見方が変わった。驚いたのは、ブルーノートの10インチ盤や、「マッセイ・ホール」のデビュー原盤、コルトレーンがガレスピーのサイドメンとして初レコーディングしたキャピトル盤等が登場する。何れもマニア垂涎の的だ。作画は花咲アキラさんで、原作は雁屋哲さん、実物のレコードがなければ描けないであろうと思われる描写だ。
以前読んだ雁屋さん原作の「野望の王国」は、東大出身の主人公が裏世界で伸上がる内容で、やけに東大内部に詳しいと思ったら雁屋さんは東大出身だった。例によって脱線すると、昨年出版された異能ミュージシャン菊地成孔さんの著書「東京大学のアルバート・アイラー」は面白い。そいえば岡田斗司夫さんの「東大オタク学講座」も書斎のどこかにあるはずなんだが・・・ついでに探してみたら本棚の手前にあった。これを「灯台下暗し」という。(笑)
ところで、「ソルト・ピーナツ」に登場するジャズ喫茶のマスターが、誰かに雰囲気似ているなぁと思ったら、いつもコメントをお寄せ頂くKAMIさんだった。珈琲パウエルのご主人で、小生はお会いしたことはないが、ホームページのお写真を拝見したらそんな風に映った。今日もマスターは「マッセイ・ホール」をかけながら、豆を挽いているのだろうか。小生がお店を訪れた際には、特製の「ウン・ポコ・ロコ・ブレンド」を入れてもらう約束になっている。
政治的な主張がやや強い感もある「美味しんぼ」なのだが、第8巻に「ソルト・ピーナツ」という、ディジー・ガレスピーのバップ・ナンバーと同タイトルのジャズ・ファンを泣かせる一編が収められている。ピーナツという食材とジャズ喫茶を絡めた話で、いつもビールの摘みにしているピーナツの見方が変わった。驚いたのは、ブルーノートの10インチ盤や、「マッセイ・ホール」のデビュー原盤、コルトレーンがガレスピーのサイドメンとして初レコーディングしたキャピトル盤等が登場する。何れもマニア垂涎の的だ。作画は花咲アキラさんで、原作は雁屋哲さん、実物のレコードがなければ描けないであろうと思われる描写だ。
以前読んだ雁屋さん原作の「野望の王国」は、東大出身の主人公が裏世界で伸上がる内容で、やけに東大内部に詳しいと思ったら雁屋さんは東大出身だった。例によって脱線すると、昨年出版された異能ミュージシャン菊地成孔さんの著書「東京大学のアルバート・アイラー」は面白い。そいえば岡田斗司夫さんの「東大オタク学講座」も書斎のどこかにあるはずなんだが・・・ついでに探してみたら本棚の手前にあった。これを「灯台下暗し」という。(笑)
ところで、「ソルト・ピーナツ」に登場するジャズ喫茶のマスターが、誰かに雰囲気似ているなぁと思ったら、いつもコメントをお寄せ頂くKAMIさんだった。珈琲パウエルのご主人で、小生はお会いしたことはないが、ホームページのお写真を拝見したらそんな風に映った。今日もマスターは「マッセイ・ホール」をかけながら、豆を挽いているのだろうか。小生がお店を訪れた際には、特製の「ウン・ポコ・ロコ・ブレンド」を入れてもらう約束になっている。