皆様、あけましておめでとうございます。早いものでブログを開設して8年目に入りました。ジャズが好き、というだけで先のことなど考えずに書き始めたブログですが、こうして長きに亘って続けることができたのは多くのジャズファンの皆様からアクセスをいただいているからです。そしてコメント欄で展開するベスト3企画に三度の飯よりもジャズが好きな皆様のご参加があったからこそです。
さて、正月にはどんなアルバムを聴かれたでしょうか。幾つになっても年の初めは気持ちが引き締まりますし、襟を正して歩こうと思います。それは原点を見つめ直す機会かもしれません。そのような意識があったのでしょうか、私はビックス・バイダーベックを取り出しました。ルイ・アームストロングのトランペット・スタイルが主流だった1920年代に、まったく新しい表現方法でジャズ史上初めて白人ジャズを確立したコルネット奏者です。27年に黒人プレイヤーにまで影響を及ばしたといわれるサックス奏者のフランキー・トランバウアーと組んだ「Singin' The Blues」では張りのある艶やかな音色が聴けます。
そして、ビックスの伝記映画「Bix」の邦題になっている「ジャズ・ミー・ブルース」に於ける感情がコントロールされたソロはご来光のような輝きと美しさを放っております。ビックスは28歳の若さで肺炎をこじらせて亡くなっておりますが、それは世界大恐慌で銀行に預金していた大金が水の泡になり、それが精神的に大きなショックを与え、また大酒がその肉体を蝕んだといわれております。精神的な不安定といい、アルコール依存といい、そして太く短い人生といい、ビックスが確立したジャズ・スタイルは今でも脈々と受け継がれておりますが、その生き方もジャズマンを代名するものだったのかもしれません。
正月にビックスを聴いたのは懐疑的ではなく、時代を超えた新しさがあるからです。そこにはここから始まる、というメッセージも込められているように思います。今年もそんな何年経とうと色の褪せることがないジャズを話題にしていきます。ベスト企画が中心のコメント欄ですが、ジャズに関するご質問、ご感想もお待ちしておりますので、まだコメントをされていない方も是非ご参加ください。今年もよろしくお願いします。
さて、正月にはどんなアルバムを聴かれたでしょうか。幾つになっても年の初めは気持ちが引き締まりますし、襟を正して歩こうと思います。それは原点を見つめ直す機会かもしれません。そのような意識があったのでしょうか、私はビックス・バイダーベックを取り出しました。ルイ・アームストロングのトランペット・スタイルが主流だった1920年代に、まったく新しい表現方法でジャズ史上初めて白人ジャズを確立したコルネット奏者です。27年に黒人プレイヤーにまで影響を及ばしたといわれるサックス奏者のフランキー・トランバウアーと組んだ「Singin' The Blues」では張りのある艶やかな音色が聴けます。
そして、ビックスの伝記映画「Bix」の邦題になっている「ジャズ・ミー・ブルース」に於ける感情がコントロールされたソロはご来光のような輝きと美しさを放っております。ビックスは28歳の若さで肺炎をこじらせて亡くなっておりますが、それは世界大恐慌で銀行に預金していた大金が水の泡になり、それが精神的に大きなショックを与え、また大酒がその肉体を蝕んだといわれております。精神的な不安定といい、アルコール依存といい、そして太く短い人生といい、ビックスが確立したジャズ・スタイルは今でも脈々と受け継がれておりますが、その生き方もジャズマンを代名するものだったのかもしれません。
正月にビックスを聴いたのは懐疑的ではなく、時代を超えた新しさがあるからです。そこにはここから始まる、というメッセージも込められているように思います。今年もそんな何年経とうと色の褪せることがないジャズを話題にしていきます。ベスト企画が中心のコメント欄ですが、ジャズに関するご質問、ご感想もお待ちしておりますので、まだコメントをされていない方も是非ご参加ください。今年もよろしくお願いします。