男性が色っぽいと感じる女性の仕草のトップは足を組みかえる仕草だという。それもミニスカートなら妄想が爆発寸前まで膨らむ。若いころなら気付かれないようにじっと見たものだが、この歳になると要らぬ理性が邪魔をして視線を逸らす。あとで少し位見ておけばよかったかな、等と後悔をするものだから始末に悪い。仮に何かが見えたところで何がどうなるわけでもないが、目の保養になる。
そして、次に色気を感じるのは髪をかきあげる姿だ。白いうなじが見えようものなら、心臓がバクバクいう。うなじこそ見えないもののジャケット一面から色香を放つのはジュリー・ウィルソンだ。トニー賞にもノミネートされたことのある女優で、シンガーとしてはナイトクラブを活動の場所としていた人だ。囁くような歌い方で、声はハスキー、音域は中低音、さらに情感豊かとくれば、これは間違いなく夜の社交場向きとなる。誰でもがこの条件を満たしたからと言って成功するわけではない。やはり容姿端麗が必須条件であるし、過剰にならない程度の色気は絶対条件といえるだろう。
タイトルの「My Old Flame」をはじめ「You Don’t Know What Love Is」、「These Foolish Things」、「They Can’t Take That Away From Me」というビリー・ホリデイが愛した曲を中心にしたアルバムで、オーケストラをバックにクラブで鍛えた歌唱を披露している。ロジャースとハートの「It's Easy to Remember」を最後に収録するあたりは見事な演出だ。ビリーが亡くなる1年半前に録音した曲で、声の状態はかなり悪いものの感情が移入された歌唱はこの曲のお手本として知られる。ビリーほどではないがジュリーの歌もなかなかのもので、これがナイトクラブならシャンペンをもう1本開けたくなる。
そのジュリー・ウィルソンが去る4月5日に亡くなった。訃報を知らせたニューヨーク・タイムズの見出しは「Julie Wilson, Sultry Cabaret Legend and Actress, Dies at 90」とある。ニューヨークの「Copacabana」や「Latin Quarter」、ライブ盤を収録した「St. Regis Hotel」等、名門クラブのステージに立ったジュリーには「Legend」の称号が相応しい。艶やかな赤いスパンコールのドレスを着こなせるシンガーは他にはいない。
そして、次に色気を感じるのは髪をかきあげる姿だ。白いうなじが見えようものなら、心臓がバクバクいう。うなじこそ見えないもののジャケット一面から色香を放つのはジュリー・ウィルソンだ。トニー賞にもノミネートされたことのある女優で、シンガーとしてはナイトクラブを活動の場所としていた人だ。囁くような歌い方で、声はハスキー、音域は中低音、さらに情感豊かとくれば、これは間違いなく夜の社交場向きとなる。誰でもがこの条件を満たしたからと言って成功するわけではない。やはり容姿端麗が必須条件であるし、過剰にならない程度の色気は絶対条件といえるだろう。
タイトルの「My Old Flame」をはじめ「You Don’t Know What Love Is」、「These Foolish Things」、「They Can’t Take That Away From Me」というビリー・ホリデイが愛した曲を中心にしたアルバムで、オーケストラをバックにクラブで鍛えた歌唱を披露している。ロジャースとハートの「It's Easy to Remember」を最後に収録するあたりは見事な演出だ。ビリーが亡くなる1年半前に録音した曲で、声の状態はかなり悪いものの感情が移入された歌唱はこの曲のお手本として知られる。ビリーほどではないがジュリーの歌もなかなかのもので、これがナイトクラブならシャンペンをもう1本開けたくなる。
そのジュリー・ウィルソンが去る4月5日に亡くなった。訃報を知らせたニューヨーク・タイムズの見出しは「Julie Wilson, Sultry Cabaret Legend and Actress, Dies at 90」とある。ニューヨークの「Copacabana」や「Latin Quarter」、ライブ盤を収録した「St. Regis Hotel」等、名門クラブのステージに立ったジュリーには「Legend」の称号が相応しい。艶やかな赤いスパンコールのドレスを着こなせるシンガーは他にはいない。