<旅の恥はナマステ>
先日、インドに旅して、サイババに会ってきたという女性の話を聴いていて、風呂の屁のようにポッカリ浮かんできた言葉である。
『愛を読む人』
題名がアレだが、原作はアノ『朗読者』だから、というのではなく、ケイト・ウインスレットが主演しているので。
先日、CATVで、キャメロン・ディアス主演の「ホリディ」というくだらぬ映画を放映していた。
このキャメロン・ディアスは「チャーリーズ・エンジェル」にも主演していたので、アメリカでは人気があるらしいが、私から見ると、下唇に大きな皿をはめこんだり、首に何十ものリングを重ねて無理矢理伸ばした女性と変わらぬ、民族の奇習的な「美女」としか思えない。
いや失敬、皿女やキリン女のほうが、キャメロン・ディアスよりはるかに美しい。とにかく皺だらけ、その醜い皺が蠢めいて喜怒哀楽をつくるから、もうほとんどホラー。恋人役のジュード・ロウは、たぶん撮影中にベッドでうなされたに違いない。
そのせいか、そのせいだろうが、共演のケイト・ウインスレットが実に愛らしく見えた。「タイタニック」で初お目見えしたときは、太って野暮ったく、何というイモかと、席を立とうとしたくらいだったが、この「ホリディ」では、イーライ・ウォラックという素晴らしい老優とからんで、実に「ガラスの仮面」的な好演だった。
『レスラー』
いったいどうなっちゃったの、ミッキー・ローク、といいたいほど、醜い傷だらけの顔。整形手術の失敗らしい。体中傷だらけになりながらも闘い続けるプロレスラー役に、顔面整形だらけにしながらも演じ続けるハリウッド俳優というメタメタフィクションか。
「アクターズ・スタジオ・インタビュー」にはけっして出てこない、ほんとうの「個性俳優」。「個性的俳優」ではない。中国語だと同じだが。自慰死したデビッド・キャラダインと同様に、ろくな死に方が待っていそうにない。それまでは、がんばれ、ミッキー・ローク。
『グラン・トリノ』
イーストウッド監督に駄作はないが、俳優イーストウッドも観たいので、監督兼主演がいちばん。イーストウッドとサム・クックと荻野目洋子は、わがオールタイムベストであるな(なんと健全な!)。
(敬称略)
先日、インドに旅して、サイババに会ってきたという女性の話を聴いていて、風呂の屁のようにポッカリ浮かんできた言葉である。
『愛を読む人』
題名がアレだが、原作はアノ『朗読者』だから、というのではなく、ケイト・ウインスレットが主演しているので。
先日、CATVで、キャメロン・ディアス主演の「ホリディ」というくだらぬ映画を放映していた。
このキャメロン・ディアスは「チャーリーズ・エンジェル」にも主演していたので、アメリカでは人気があるらしいが、私から見ると、下唇に大きな皿をはめこんだり、首に何十ものリングを重ねて無理矢理伸ばした女性と変わらぬ、民族の奇習的な「美女」としか思えない。
いや失敬、皿女やキリン女のほうが、キャメロン・ディアスよりはるかに美しい。とにかく皺だらけ、その醜い皺が蠢めいて喜怒哀楽をつくるから、もうほとんどホラー。恋人役のジュード・ロウは、たぶん撮影中にベッドでうなされたに違いない。
そのせいか、そのせいだろうが、共演のケイト・ウインスレットが実に愛らしく見えた。「タイタニック」で初お目見えしたときは、太って野暮ったく、何というイモかと、席を立とうとしたくらいだったが、この「ホリディ」では、イーライ・ウォラックという素晴らしい老優とからんで、実に「ガラスの仮面」的な好演だった。
『レスラー』
いったいどうなっちゃったの、ミッキー・ローク、といいたいほど、醜い傷だらけの顔。整形手術の失敗らしい。体中傷だらけになりながらも闘い続けるプロレスラー役に、顔面整形だらけにしながらも演じ続けるハリウッド俳優というメタメタフィクションか。
「アクターズ・スタジオ・インタビュー」にはけっして出てこない、ほんとうの「個性俳優」。「個性的俳優」ではない。中国語だと同じだが。自慰死したデビッド・キャラダインと同様に、ろくな死に方が待っていそうにない。それまでは、がんばれ、ミッキー・ローク。
『グラン・トリノ』
イーストウッド監督に駄作はないが、俳優イーストウッドも観たいので、監督兼主演がいちばん。イーストウッドとサム・クックと荻野目洋子は、わがオールタイムベストであるな(なんと健全な!)。
(敬称略)