お世話になった先輩N氏が28日夜亡くなる。61歳。合掌。4月に余命2か月の末期ガンと宣告されて3か月めに入っていた。会社関係や知友への連絡係をおおせつかる。150人ほどに電話とFAXする。故人の関係者はおおむね淡々と受け止めているに対し、奥さんの知友は率直に嘆き悲しむ反応が少なくなかった。もちろん、夫に先立たれた奥さんに同情してのことだが、「何か手伝うことは?」「何でも言ってください」と申し出るのも女性に多く、実務への切り換えが早いのに感心した。あるいは、感情と身体が同期しているのか。「はあ」「そうですか」と判断停止してしまう男に比べ、何か不思議な働きのような気がする。