コタツ評論

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リンク切れごめん

2017-03-26 02:12:00 | ノンジャンル
当ブログでもリンク切れしているはずなので再掲します。YouTubeでは現れては消されを繰り返してきた明菜の名画です。「飾りじゃないのよ~」や「DESIRE」の視聴者数を累計すると、たぶん億を超えているでしょう。

在日外国人たちの間で、「今週の明菜を見たか?」が挨拶代わりになっていたという80年代トーキョーの思い出など、消えてしまった惜しい同時代コメントがたくさん付いていました。

「懐かし」映像が繰り返し放映される美空ひばりより、YouTubeなど動画サイトによって、いまも「新しいファン」を獲得し続けている中森明菜が「最後の歌姫」にふさわしい気がします。

飾りじゃないのよ涙は / 中森明菜& 安全地帯 with 井上陽水


上で「歌姫」といいましたが、TVメディアにおける最高のパフォーマーぶりを発揮しています。オリジナル歌唱の陽水は、「こりゃ、負けたわ」と苦笑いし、「やるねえ!出るねえ!」と玉置もライバル心を刺激されている様子です。

中森明菜 - DESIRE


「新しいファン」とはもちろん、全盛期の明菜を知らない若い世代を指すわけですが、私のような知る世代の「再発見」も少なくないはずです。「夜ヒット」はよく視ていましたが、明菜のセクシャルな演出くらいに思っていました。

難破船 中森明菜


ひばりも明菜も不幸の影がさしています。その歌唱は憂愁をおびています。しかし、ひばりに「柔」や「真っ赤な太陽」といった聴く者を励ます歌があるように、明菜にも「DESIRE」や「飾りじゃないのよ涙は」のような力強い、元気になれる歌があるわけです。

(敬称略)
コメント
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