いつも俯きかげんのいじめられっ子の顔でした。その伏し目がちをのぞき込んでも、細く小さな眼から感情を読みとれそうにありません。それでいて、どこか不満そうな口許をしています。
こういう何を考えているのかわかりづらいタイプを部下に持つと、なかなか気苦労でしょう。トルシェがW杯代表メンバーから彼を外したとき、そんなことを想像しました。
全然、違った人だったんですね、中村俊輔。男っぽくて、かっこう良いこと。その上、なかなか雄弁家らしい。ひとは見かけによらないもんです。
「空回りし続けな」。中村俊輔選手からの伝言
https://note.com/daisukeshiohata/n/nee697b197afa
空回りできるやつだけが、いざという時に全力で回れるんだと、オレは思う
と愚直を信条とする男でした。
時間をかけて、じっくりと関係をつくる。
良心的なスタンスのように響く言葉は、格好の言い訳だったのかもしれない。
相手が心を開くまで、懐に入れるようになるまで、聞きにくいことや刺激するような質問はしない。そんな風に関係づくりを優先していたつもりが、ただの迎合と見透かされていたわけです。
安倍首相や菅官房長官、麻生財務大臣の番記者たちも同様に、まず相手から信頼されることが大事だと、間違いの指摘や批判などを控えているはずです。
中村俊輔選手や松山英樹プロから食事に誘われることなどめったないないスポーツ記者とは違い、番記者たちはちょくちょく飲食を共にする機会もあるでしょう。
しかし、スポーツ記者が政治部記者より恵まれている点もあります。その取材対象が日本及び世界的に実力を認められているところです。政治部記者の取材対象はそうはいきません。
実力が何によってもたらされるかを知っているからこそ、中村俊輔選手や松山英樹プロは「空回り」を認めるのです。菅官房長官が東京新聞の望月衣塑子記者の「空回り」をけっして認めないのと対照的です。
「へー。そうか。よかったじゃん」
サッカーの取材現場で再会した俊輔選手は、そういってにやりと笑った。俊さんのおかげです。そう伝えると、ひらひらと手を振ってロッカールームに去っていった。
中村俊輔 イングランドの名門、マンチェスター・ユナイテッド相手に直接フリーキック弾を決める!
(敬称略)
こういう何を考えているのかわかりづらいタイプを部下に持つと、なかなか気苦労でしょう。トルシェがW杯代表メンバーから彼を外したとき、そんなことを想像しました。
全然、違った人だったんですね、中村俊輔。男っぽくて、かっこう良いこと。その上、なかなか雄弁家らしい。ひとは見かけによらないもんです。
「空回りし続けな」。中村俊輔選手からの伝言
https://note.com/daisukeshiohata/n/nee697b197afa
空回りできるやつだけが、いざという時に全力で回れるんだと、オレは思う
と愚直を信条とする男でした。
時間をかけて、じっくりと関係をつくる。
良心的なスタンスのように響く言葉は、格好の言い訳だったのかもしれない。
相手が心を開くまで、懐に入れるようになるまで、聞きにくいことや刺激するような質問はしない。そんな風に関係づくりを優先していたつもりが、ただの迎合と見透かされていたわけです。
安倍首相や菅官房長官、麻生財務大臣の番記者たちも同様に、まず相手から信頼されることが大事だと、間違いの指摘や批判などを控えているはずです。
中村俊輔選手や松山英樹プロから食事に誘われることなどめったないないスポーツ記者とは違い、番記者たちはちょくちょく飲食を共にする機会もあるでしょう。
しかし、スポーツ記者が政治部記者より恵まれている点もあります。その取材対象が日本及び世界的に実力を認められているところです。政治部記者の取材対象はそうはいきません。
実力が何によってもたらされるかを知っているからこそ、中村俊輔選手や松山英樹プロは「空回り」を認めるのです。菅官房長官が東京新聞の望月衣塑子記者の「空回り」をけっして認めないのと対照的です。
「へー。そうか。よかったじゃん」
サッカーの取材現場で再会した俊輔選手は、そういってにやりと笑った。俊さんのおかげです。そう伝えると、ひらひらと手を振ってロッカールームに去っていった。
中村俊輔 イングランドの名門、マンチェスター・ユナイテッド相手に直接フリーキック弾を決める!
(敬称略)