youtube で Aretha Franklin の"I Say A Little Prayer" をときどき聴いている。というか、1974年のこのTV動画を決まって視聴しているわけだが、
https://www.youtube.com/watch?v=y1wFX1TPW6E
関連動画として並んだ数々の covers のなかに、Rahsaan Roland Kirk がこの曲を吹いているのを初めて知った。ラサーン・ローランド・カークの場合、演奏しているというより吹いている。ドシャメシャしながら元メロディは忠実に吹いている。律儀な人だ。
映画「ノッティングヒルの恋人」のウィリアムは「男はつらいよ」の「寅さん」であり、ノッティングヒルは「葛飾柴又」でウィリアムが経営する古書店は「とらや」、「おいちゃんおばちゃん」は兄夫婦、「源ちゃん」に当たるスパイクという下品な友だちまでいるという相同について書くつもりだった。
旅に出ず、地元に居ついたウィリアム寅さんに対して、旅から旅へ国際女優として忙しいアナ・スコットがもちろんさくらだという思いつきのほうが、以前に書いたグレゴリー・ペックとオードリー・ヘプバーンの「ローマの休日」の変奏という平凡な感想よりずっとおもしろい気がする。
ラサーン・ローランド・カークと何の関係もなさそうだが、彼を聴いていてふと思いついたのである。
Rahsaan Roland Kirk - Say A Little Prayer
Roland Kirk Serenade To A Cuckoo 1972
Rahsaan Roland Kirk "The Inflated Tears & Haitian Fight Song" on The Ed Sullivan Show
映画『ラサーン・ローランド・カーク The Case of the Three Sided Dream 』予告編 [日本語字幕付き]
(止め)