ウディ・アレンの『マッチポイント』。スカーレット・ヨハンセンのどこがいいのかいまひとつわからないが、追いつめられていく浮気男はよく描かれている。メキシコ裏世界のボスの誘拐をめぐる、タランティーノ風ドタバタ犯罪映画『カクタス・ジャック』。CGどころか、ラジオ修理工みたいな博士と陰気な女だけしか出てこないSFの『アンドロイド』。いまだにパリコレが世界の中心なんだろうかと首をひねるが、日本の少女マンガを彷彿とさせるヒロインと敵役の『プラダを着た悪魔』。後進国となった東欧に女漁りにやってきた若者が切り刻まれるスプラッタ『ホステル』。同じくロケ費用が安いチェコなど東欧各国で、ウエイズリー・スナイプス主演のアクションムービーが量産されているのは、ハリウッドの侵攻ではなく、現地化ではないかと興味を抱かせる『7セカンズ』『デトネーター』。題名はひどいが、気弱な男の凶悪な犯行にいつか感情移入してしまうベルギー映画『変態男』。
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