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男の顔は履歴書

2017-10-17 23:45:00 | レンタルDVD映画
多くの名作や傑作を手掛けた名プロデューサーですが、名前も顔も知りませんでした。

ハーベイ・ワインスタイン事件:ここまでの経緯をおさらいしてみる
https://news.yahoo.co.jp/byline/saruwatariyuki/20171017-00077006/

このほかにも、ネットを検索してみると、グィネス・パルトロウにセクハラしたのを怒ったブラッド・ピットがワインスタインを脅して、「二度と彼女に触れるな」といった映画そこのけの「勇者」振りを発揮していたり、ワインスタインを擁護するようなコメントを出したオリバー・ストーン監督が自身のセクハラスキャンダルを暴かれそうになっていたり、「Waw!」の連発でした。

マリリン・モンローが、「スターになって、何か変わったことは?」と聞かれて、「嫌な男とは寝ないですむようになったわ」と答えたというエピソードがあります。スターになったおかげで、男を選べるようになったけれど、仕事を得るため続けるために、金や権力のある男と寝なければならないこと自体は否定していません。

実際にモンローがそういったのかどうか、事実はわかりませんが、古今東西、女優がそういう立場であることにたいていの男は「理解」を示してきました。「まあ、大人なんだからそういうこともあるだろう」から「芸能界なんてそんなものだよ」くらいの幅で。「けしからん!」という声が男の側から上がることはありませんでした。

現在は、ブラッド・ピットのように、女優の「泣き言」と流さずに、セクハラやレイプの被害として耳を傾け、受け止める男たちも出てきましたが、女優は「泣き寝入り」するのが常でした。もちろん、そうではない女優もいました。マリリン・モンローと同時代の女優テイッピ・ヘドレンのツイッターです。


ハリウッド映画を代表するというより、今日では世界映画史上屈指の巨匠といわれるヒッチコック監督から、「キャリアを潰すぞ」と脅されても屈しなかったそうです。

総理』を書いた記者の最近の事件を思い起こします。有名男性を告発すれば、わずかな同情とひきかえに、女性側はひどい誹謗中傷を蒙るという教訓を残すことになりかねません。このままでは。

(敬称略)


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