コタツ評論

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ピースとハイライト

2013-07-26 22:17:00 | 政治
国民の共有認識としては妥当に思えるが・・・。

参院選後の安倍外交
2013.7.25 14:11 [宮家邦彦のWorld Watch]

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130725/plc13072514140015-n1.htm

●1945年、日本は「生まれ変わった民主国家」として再出発した。
●1965年、長い交渉の末に韓国と基本条約を結び、請求権も含め懸案を処理した。
●1995年には村山談話で戦争と植民地支配に対し「心からのおわび」を表明した。
●日本国民から集めた償い金を女性たちに届けるべくアジア女性基金まで立ち上げた。
●ドイツの謝罪はホロコーストに対するもの。フランスはアルジェリア戦争・植民地化を謝罪しただろうか。
●1945年以来70年近く、日本が行った努力はかくも丁寧、かつ真摯(しんし)なものだった。
●フットボールで言えば、50ヤードも前進したのに、ゴールポストは逆に遠のいた。
●心ある多くの日本国民が中国や韓国との関係改善を望んでいることは間違いない。
●同時に、多くの日本国民は、韓国や中国がゴールポストを動かし、日本のゴールを永久に認めないのではないかと心を痛めているのだ。

手前みそかもしれないが、ある米国政府関係者は「こんな説明を聞いたのは初めてだ」とまで言ってくれた。図らずも今回の出張は、対米情報発信がいかに重要かを再確認する旅となった。


でも、この人、外務省出身なのね。わるいけど、この一文には白けた。いったい、政府と外務省は1965年以降何をやってきたのかと思うわ。「教科書は現代史をやる前に時間切れ♪」と桑田佳祐も歌っているように、おかげで戦前も知らないが、戦後史をさらに知らないわけだな、日本人は。

しかし、余談ですが、ミュージックステーションに復活後初出演して、この「ピースとハイライト」を桑田が歌うのを聴き、ヤキが回ったなと残念だった。「THUNAMI」のときから、自己模倣をはじめたなと危ぶんだが(だからこそ、もっとも売れたシングルになった)、「ピースとハイライト」の歌詞のなんという陳腐。素朴な思いというより、素朴な思い込みを押しつけている。メッセージソングが嫌いなタモリも白けていた。演歌歌手が「人生訓」を歌い、ポップス歌手が「愛の説教」をしはじめたら、上がりってこってす。

(敬称略)




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