アンジェリーナ姐さん、快調ですね。「ダイハード」と「スパイダーマン」と「ターミネーター」を足して5で割り、ピンヒールを履かしたようなノンストップ・アクション映画です。アクションといってもかなりがCGでしょうが、やはりジョリー姐さんの身体の切れがすばらしい。CGならなんとでもできると思うのは、素人の浅草雷門電気ブラン。
たとえば、一人閉じこめられたCIAの取調室から脱出する場面。マジックのようにすばやく、タイトスカートから黒のパンティを下ろし、監視カメラにかぶせて視界をさえぎるまで、ワンシーンで映します。鶴のように片脚で立った足首から、パンティを抜く姿態の決まっていること。もし、世界最速パンティ脱ぎコンテストが催されれば、ジョリー姐さんが優勝間違いなしですね。アクションとは、何も殴る蹴る跳ぶだけでのことではありません。
ジェームズ・コバーンなど、歩幅の広い歩き姿だけでうっとりさせました。スティーブ・マックィーンは、少し顔を背けたときに、次なるパンチを予感させました。チャールズ・ブロンソンは、長く持て余したような肩から腕だけの線で、たわめた腕力とユーモアを漂わせました。
アンジェリーナ・ジョリーはその特徴ある唇と大きなブルーの瞳が連動するとき、まことにアクショナブル(そんな言葉はないが)。「そんなバカな」「なんというデタラメ」が連続するストーリーですが、アンジェリーナ姐さん観てるだけで楽しい。ソルト=SALT=塩。何か意味があるのか。映画を観てもわからなかったですが。
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