コタツ評論

あなたが観ない映画 あなたが読まない本 あなたが聴かない音楽 あなたの知らないダイアローグ

get out

2017-10-08 17:49:00 | 政治
自然で素朴な国民感情」に正対するスピーチです(1.2.3 に分かれていますが、そう長くはありません)。

https://twitter.com/podoron/status/916268169785831425/video/1

アメリカ映画にときどき登場する「感動的な」演説シーンは、実際にあるものなんですね。





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今日は寒かった

2017-10-06 21:00:00 | 詩文
足音が記憶のなかでこだまし
歩まなかった道を通り
ひらかなかった扉へと向かう
━ T・S・エリオット(バーント・ノートン)

There was another life that I might have had, but I am having this one.
━ Kazuo Ishiguro



(敬称略)

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自衛隊は軍隊に非ず

2017-10-05 01:12:00 | 政治
麻生が「立憲なんとか」と枝野の新党「立憲民主党」をコケにしたそうだ。日本は天皇を戴く「立憲君主国」であり、安倍政権は改憲という「立憲」をめざしているのに、「立憲なんとか」とはつい本音が出たのだろう。

それほどに現行憲法を軽じているし、折にふれ護憲を口にする君主にも苦々しい思いを抱いているのかもしれない。「憲法」も「君主」も軽んじる、「立憲君主国」の保守政治家とは、なんと奇怪なことか。

あるいは、「立憲君主」は教科書論に過ぎないと思っているのかもしれない。憲法より君主より、最上位にアメリカがいることを知っているからだ。アメリカによってもたらされた憲法だから、正視できないし、したくない。

日本国憲法を鉄鎖や呪縛と考えている節さえある。改憲をアメリカからの独立の一歩にしようというなら、それなりに理解も共感もできるのだが、むしろ、政権はアメリカへの従属を強めるばかり。ただ、憲法に対してのみ「面従腹背」なのだ。

もしかすると、9条を段階的に撤廃することによって、日本を「戦争ができる普通の国」にしたいのかもしれない。しかし、アメリカに従属するかぎり、それは不可能な絵空事である。

国土や領空、領海は実質的にアメリカのものであり、「有事」の際には自衛隊の指揮権を在日米軍が握る。自衛隊の編成も「専守防衛」に偏り、「攻撃能力」を欠いて奇形的といわれている。

つまり、「誰がどう見たって、自衛隊は軍隊そのもの」ではなく、「誰がどう見たって、自衛隊はアメリカの軍隊の一部」だろう。在日米軍の補完物である自衛隊には、アメリカと戦争する意思も能力も備えていない。アメリカとだけは戦えない自衛隊をはたして国軍と呼べるだろうか。

そんな自衛隊を現行憲法に明記しようと、新たな憲法にどう位置づけようと、憲法に縛られないアメリカの属国でいるかぎり、どのみち無効である。

護憲派にとってはもちろんのことだが、改憲派にとっても、何よりもまず語るべきは安全保障であり、具体的には日米同盟と日米安保条約の再考である所以だ。

北朝鮮がアメリカを敵視し、中国はアメリカに対抗しようとしている。彼の国はアメリカから自国を守ろうとしているが、日本は埒外に置いている。

しかるに、日本だけがアメリカに自国を丸ごと差し出し、米朝、米中間に高まる軍事的・政治的緊張に、わざわざ「巻きこまれよう」としている。

自民党が進める改憲とは、その「巻きこまれ」を正当化し、「巻きこまれ」る準備するためとしか考えられない。それではまったく「普通の国」とはいえず、やはり奇怪な副総理が率いるキッカイな国と言わざるを得ない。

Angelina Jordan - Cry Me a River - Proysenfestivalen - 21.07.2017 

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和を以て貴しとなす

2017-10-03 22:18:00 | 政治
東京新聞社会部の望月衣塑子記者は相変わらず、官邸のみならず、同業他社の記者たちからもイジメられているようだ。新聞記者をタダのサラリーマンと考えれば、ニュースを提供してくれる大事な取引先である官邸のご機嫌を損ね続ける望月記者は迷惑この上ない存在だろう。

米記者から「出来レース」批判された安倍首相国連会見 質問を事前設定か
http://www.asiapress.org/apn/author/japan/post_5547/

「質問事項をあらかじめ提出しろということですから驚きました。そんなことは、アメリカでは記者倫理に違反する行為です。ところが、それは日本の政府と記者との間では常に行われていることだというではありませんか。本気かよ?と思ったのは私だけじゃありませんよ」

民主党政権時には、あらかじめ質問内容を提出する必要もなく、すべての記者会見ではないが、それまで大手メディアのクラブ記者以外は締め出されていた会見場に、雑誌やミニコミ誌の記者にも参加できるようになったものだった。

それが「マスコミ統制」に逆戻りしたのは、ひとつには安倍首相や菅官房長官では、あらかじめ質問内容を知って官僚からブリーフィングを受けなければ、立ち往生や失言、あるいは暴言が相次ぐと容易に予測できたからだろう。

官邸の無知や非常識は統治に疑念を抱かせるだけでなく、諸外国の侮りを受けかねないという意味で国家機密であり、その漏洩は国益を損なうため無理からぬことでもある。

Keira Christina Knightley lost Ster

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今夜は、AJ

2017-10-02 23:37:00 | 音楽
当ブログおなじみの Angelina Jordanの新しい動画が上がっていました。幼女から少女へ、ですね。まずは、先日、ご紹介したばかりの Amy Winehouse の”back to black”から。

back to black


I put a spell on you


my funny valentine


I can't help falling in love with you


エルビスの「恋が止まらない」以外は、天才的とはいえ、どれも少女歌手が歌うような歌詞ではありません。意味もニュアンスもとうていわからないはずなのに、原曲の、オリジナル歌唱の世界を再現しています。

その白眉が、ノルウェーのオーデション番組に登場したとき、7歳で歌ったビリー・ホリディの「わたしバカよね」です。娼婦上がりの麻薬中毒で死にかけている中年女の人生のため息のような歌です。

I am fool want you


(敬称略)
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