keiさん、いつもお世話になっています。おかげさまで歌詞の意味や背景がわかり、洋楽の世界がうんと広がり深まりました。あらためてお礼申し上げます。
ひとつの日本語詩に生まれ変わったような、新鮮な驚きと興趣に富んだ言葉選びに、いつも感嘆しつつ楽しんでおります。
当ブログでも、ときどき「訳詞特集」をしておりますが、今回の「今夜は愛はかげろう」はとりわけ素晴らしい訳でした。
”I've Never Been To Me”
本当の自分にはたどり着けなかった
私らしく居られる場所じゃなかった
私の居場所はなかった
私の居るべき所じゃなかった
シャリーンの澄んだ歌声を聴きながら、韻を踏む英単語の音の面白さを追いかけ先回りしたりして、上記のような、シチュエーションに応じて控えめに丁寧に書き分けられた日本語を味わいつつ読んでいます。
愛はかげろうのように【訳詞付】- Charlene
みなさん、どうでした? 楽しめましたか。
聴き終わったら、ぜひ、コメント欄の上の「もっと見る」をクリックしてください。
「この歌を聴くと、昔アメリカでアップされたという有名なSNSの書き込みを思い出します」という書き出しのkeiさんの解説が読めます。
もう一度、「愛はかげろう」”I've Never Been To Me”をBGMのように聴きながら、その先を読んでください。
どうでした?
正直、「年収50万ドル以上の人を結婚相手に探している、かなり美人な25歳」の質問と投資銀行JPモルガンのCEOの回答は、Keiさんの創作ではないかと疑いました。事実にしては、面白すぎる話に思えたのです。
Keiさんではなく、元々が創作という可能性もあります。CEOならすぐに「身バレ」してしまいますからね。事実と創作のいずれにしろ、keiさんが巧みに和訳したおかげで読みがいのあるものになったことには違いなさそうです。
”お金持ちの馬鹿を探すよりも、あなたが年収50万ドル稼ぐ人になるほうが、ずっとチャンスがあるでしょう”
”この返信が、お役に立てますように。もしあなたが「リース契約」に興味があるならご連絡ください”
CEOの回答の最後の文章が粋ですね。まるで、上質なアメリカンコラムを読んだような満足感を私は覚えました。もっとも、PC下の現在なら、とても「粋な冗談」とは受け取ってもらえないでしょう。
「コロナが終息したら絶対おもしろ(中略)、美人さんがお嬢(風俗嬢)やります」とラジオで発言して問題となっている岡村隆史と似た「買春発言」とみなされるでしょう。ほんとうに回答者がJPモルガンのCEOなら辞任を迫られたかもしれません。
それはともかく、<Kei's Echo>を Youtube 検索すると、keiさんが訳詞した洋楽曲がたくさん出てきますよ。
I'VE NEVER BEEN TO ME
私が「愛はかげろう」を知ったのは、この映画「プリシラ」の挿入歌だったからでした。「マトリックス」でキアヌ・リーブスを痛めつけた<エージェント・スミス>役で知られるヒューゴ・ウィーヴィングやイギリスの名優テレンス・スタンプがなんとドラアグ・クイーン(ケバイ女装)になります。若かりしガイ・ピアースも「可愛い子ちゃん」で出てきます。
私にとっては、ヒューゴ・ウィーヴィングの代表作であり、映画としても愛と感動の名作です。未見なら、ぜしっ(「ぜひ」を「ぜしっ」と迫る江戸っ子の本間さんはどうしてるだろうか、もう死んだか)。「どこにも居場所がない」男と女の哀しみと切ない望みが、あなたの胸を打ち抜くことでしょう。
Ben DeLa Creme-I've Never Been To Me
(歌は1:35からはじまります)
驚きました? Ben という名前や腕の筋肉から、もしや「プリシラ」系かと思いましたが、詳しいことはわかりません(コロッケはこのあたりからパクってるな)。
(敬称略)
ひとつの日本語詩に生まれ変わったような、新鮮な驚きと興趣に富んだ言葉選びに、いつも感嘆しつつ楽しんでおります。
当ブログでも、ときどき「訳詞特集」をしておりますが、今回の「今夜は愛はかげろう」はとりわけ素晴らしい訳でした。
”I've Never Been To Me”
本当の自分にはたどり着けなかった
私らしく居られる場所じゃなかった
私の居場所はなかった
私の居るべき所じゃなかった
シャリーンの澄んだ歌声を聴きながら、韻を踏む英単語の音の面白さを追いかけ先回りしたりして、上記のような、シチュエーションに応じて控えめに丁寧に書き分けられた日本語を味わいつつ読んでいます。
愛はかげろうのように【訳詞付】- Charlene
みなさん、どうでした? 楽しめましたか。
聴き終わったら、ぜひ、コメント欄の上の「もっと見る」をクリックしてください。
「この歌を聴くと、昔アメリカでアップされたという有名なSNSの書き込みを思い出します」という書き出しのkeiさんの解説が読めます。
もう一度、「愛はかげろう」”I've Never Been To Me”をBGMのように聴きながら、その先を読んでください。
どうでした?
正直、「年収50万ドル以上の人を結婚相手に探している、かなり美人な25歳」の質問と投資銀行JPモルガンのCEOの回答は、Keiさんの創作ではないかと疑いました。事実にしては、面白すぎる話に思えたのです。
Keiさんではなく、元々が創作という可能性もあります。CEOならすぐに「身バレ」してしまいますからね。事実と創作のいずれにしろ、keiさんが巧みに和訳したおかげで読みがいのあるものになったことには違いなさそうです。
”お金持ちの馬鹿を探すよりも、あなたが年収50万ドル稼ぐ人になるほうが、ずっとチャンスがあるでしょう”
”この返信が、お役に立てますように。もしあなたが「リース契約」に興味があるならご連絡ください”
CEOの回答の最後の文章が粋ですね。まるで、上質なアメリカンコラムを読んだような満足感を私は覚えました。もっとも、PC下の現在なら、とても「粋な冗談」とは受け取ってもらえないでしょう。
「コロナが終息したら絶対おもしろ(中略)、美人さんがお嬢(風俗嬢)やります」とラジオで発言して問題となっている岡村隆史と似た「買春発言」とみなされるでしょう。ほんとうに回答者がJPモルガンのCEOなら辞任を迫られたかもしれません。
それはともかく、<Kei's Echo>を Youtube 検索すると、keiさんが訳詞した洋楽曲がたくさん出てきますよ。
I'VE NEVER BEEN TO ME
私が「愛はかげろう」を知ったのは、この映画「プリシラ」の挿入歌だったからでした。「マトリックス」でキアヌ・リーブスを痛めつけた<エージェント・スミス>役で知られるヒューゴ・ウィーヴィングやイギリスの名優テレンス・スタンプがなんとドラアグ・クイーン(ケバイ女装)になります。若かりしガイ・ピアースも「可愛い子ちゃん」で出てきます。
私にとっては、ヒューゴ・ウィーヴィングの代表作であり、映画としても愛と感動の名作です。未見なら、ぜしっ(「ぜひ」を「ぜしっ」と迫る江戸っ子の本間さんはどうしてるだろうか、もう死んだか)。「どこにも居場所がない」男と女の哀しみと切ない望みが、あなたの胸を打ち抜くことでしょう。
Ben DeLa Creme-I've Never Been To Me
(歌は1:35からはじまります)
驚きました? Ben という名前や腕の筋肉から、もしや「プリシラ」系かと思いましたが、詳しいことはわかりません(コロッケはこのあたりからパクってるな)。
(敬称略)