カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

ジンガサハムシ

2008-05-23 | 町田の谷戸
 体長9ミリという小さな虫ですが、ご覧のとおり金色に輝いています。初めてこの虫を見たときは驚きましたね。亀でいえば甲羅にあたる部分は透明で、体は金ぴかに輝いていたのですから。この時に撮った写真は、私の写真集に載せてあるのですが、種名を間違えて載せてしまったことが苦い思い出となっています。ヒルガオの葉が食草ということなので、沢山いそうなものですが、見ることは少なくなかなかよい写真が撮れません。もっとも虫やさんは簡単に見つけるのでしょうが。
 この写真を撮った場所には、結構沢山いましたが、レンズを近づけるといかにも「嫌だよ」という感じで飛んでいってしまったり、葉の陰に隠れてしまったりで、なかなか近寄らせてもらえませんでした。一般的によく晴れていて気温も高いと虫は活発なので、逃げ足が早い傾向があります。このときもそうだったので、敏感に反応して逃げてしまったようです。
 それにしてもこの虫が飛ぶと、大袈裟でなく金箔がきらきらと舞っているようですよ。

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オカタツナミソウ

2008-05-22 | 町田の谷戸
 オカタツナミソウ(シソ科)も咲きだしました。タツナミソウとは1週間遅れでの開花です。オカ・・・の方が背丈がやや高く、30センチくらいになり、花の付き方も花の形もタツナミソウとは微妙に異なります。タツナミソウが日向を好むのに対し、オカ・・・の方は、やや日陰がちの所に咲き、両者が混ざって咲いている所を見たことがありません。今西錦司の棲み分け理論そのままですね。最も今西の棲み分け理論も現在では、色々、異論があるようですが。
 さて、告白するとどちらかといえば、私はオカ・・・の方を好みます。清楚でしっとりと落ち着いた風情のオカ・・・の方に惹かれるのです。

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フタリシズカ

2008-05-21 | 町田の谷戸
 センリョウ科の花で高さが4,50センチになりますが、花はご覧のように小さな花が穂状につきます。フタリシズカというからには、ヒトリ・・・は、というと、これがあるんですが、残念ながらこの町田の谷戸にはありません。この写真を撮った所には、オカタツナミソウもあり、別のフタリシズカが咲いている場所にもやはりありました。この二つの種は、どうも同じ条件の場所を選ぶようですが、その条件とはあまり暗くない、つまり、木漏れ日が差す程度に日陰の場所です。

 ヘビも見かけるようになりました。ここでよく見る順に挙げると、まずはヤマカガシ、次にシマヘビ、そしてアオダイショウです。この他にマムシもいます。おそらくヒバカリもいると思いますが、識別に自信なし。最初に挙げた3種に比べるとマムシを見ることはずっと少なく、個体数は多くないと思います。この日はヤマカガシとシマヘビには遇いました。

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イヌシデの模様

2008-05-20 | 町田の谷戸
 18日は早朝まで雨だったようで、木の幹はまだ濡れていましたが、濡れた表面には模様が普段よりもはっきりと浮き出てきます。木の種類によって木肌が実に様々であることに気づきます。

 撮影していると蚊の羽音が聞こえる季節になってきました。蜘蛛の巣もぼちぼち目につきます。歩いていると蜘蛛の巣が顔にべったりというのは、毎年何回も経験することですが、やはり、あまり気持ちのよいものではありません。

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ジャコウアゲハ

2008-05-19 | 町田の谷戸
 蝶も吸蜜に産卵にと大忙しです。ジャコウアゲハはウマノスズクサが食草ですが、ここは栗畑の下草にこの草が生えているので、毎年ジャコウアゲハが発生します。しかし、この畑の持ち主の方が草刈をする時期によって、翌年の発生個体数が増減するようで、あまり早いと蛹になる前に草がなくなってしまうので、発生個体数が少なくなってしまいます。
 
 昨日は、ツマグロヒョウモンが交尾したまま飛んでいるところも見ましたが、ツマグロヒョウモンは以前は、町田の谷戸では見られなかった、より暖地に生息する蝶でした。近年の温暖化によって、次第に生息域を広げてこの数年は毎年観察されます。

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ニホンミツバチ

2008-05-19 | 町田の谷戸
 これがノイバラにやってきたニホンミツバチです。ニホンミツバチはそれほどせっかちに移動しないので、比較的撮りやすい方でしたが、それでもまあまあピントが合ったのはこの1枚だけ。

 今日は町田の谷戸でもホトトギスの鳴き声を聞きましたし、先週に続いて、サシバの姿も確認できました。この谷戸で営巣し、無事に雛が育てばよいのですが、まだペアでいるところを確認できていません。シジュウカラは、もう雛が巣立ったようで、幼鳥の鳴き声が聞かれました。

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ノイバラ

2008-05-18 | 町田の谷戸
 今日は久しぶりの晴天の谷戸を歩きました。日向で撮影していると汗がでるくらい。気温が上がったので、いよいよ昆虫たちも活発に活動していましたが、スズメバチにも3回遭遇。谷戸で最も危険な生き物です。

 写真はノイバラ(バラ科)ですが、辺りにはよい香りが漂っていました。園芸種のバラも開花しているようですが、野生のバラも同じ時期に開花するのですね。蜂も蜜を集めに集まっていましたが、ニホンミツバチ、トラマルハナバチ、ヒゲナガハナバチの仲間(?)など3種類を見ることができました。

 今日はいつも車を停めるところのすぐそばで、カワセミと2,3秒間並走しました。車のすぐ横を青い物が飛んでいます。思わず見るとカワセミでした。車を追い越して飛び去りましたが、いつものことながら、背中のブルーの輝きが目に焼きつきました。

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ギンラン

2008-05-17 | 町田の谷戸
 ギンラン(ラン科)も数を大きく減らしている花です。私が通っているこの谷戸について言えば、その原因は盗掘であり、6,7年前になりますが、ある場所に10株ほどあったのが、1週間の間にすべて消えてなくなっていたということがあります。写真のギンランはその場所から数メートル離れた所で見つけました。野にあるからこそ美しいと思うのですが。

 アメリカの風景写真家というとアンセル・アダムスがあまりにも有名ですが、エリオット・ポーターという写真家も素晴らしい写真家で、いずれも洋書ですが、私は2冊の写真集を持っています。1901年生まれなので、私とは調度半世紀年が離れています。インターネットで検索したところ、Art Photo Siteというウェブ・サイトがあって、そこで多くの著名な写真家の活動経歴や代表的な写真集の情報が載っていて、ポーターについても紹介されていました。他に写真展や新刊の写真集の情報、オリジナル・プリントの販売などもしていて、写真好きはお気に入りに登録しておきたいサイトです。

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雨の日のエノキ

2008-05-16 | 町田の谷戸
 町田の谷戸にある大エノキを、いつもと少し違って全部を入れずに撮りました。水滴がレンズに付いていたので、画面の上の方の一部が滲んで写りました。雨のなかのエノキは生き生きしているように感じました。

 今日は勤務先(町田市内)でホトトギスの声を初めて聞きました。毎年やってきますので、今年はいつ声が聞こえるかと待っていたのですが、とうとう来たかという感じです。飛びながらでも鳴くので、見つけやすいようなものなのですが、広い範囲を移動するのでそう簡単には見つかりません。

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シダ

2008-05-15 | 町田の谷戸
 雨に濡れたシダの若葉がつややかです。シダの葉が作り出すリズミカルなパターンは、これまでも何度も撮影を試みていますが、なかなか難しいものです。

 もう少し前のことですが、新緑がとても美しいので、カメラを上に向けて一つの枝についた木の葉のパターンを撮っていたところ、やはりカメラを持って自然の写真を撮っているらしい人から「何かあるんですか」と、声をかけられて、えっ、と思ったのでした。つまり、その人にとっては、一つの小さな枝の木の葉を撮るということは関心の外にあるということなのでしょう。

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