カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

赤トンボ産卵

2008-09-25 | 町田の谷戸
 実りのときを迎えた田圃で赤とんぼの産卵が見られました。トンボの産卵には水草の茎に産卵管を刺し込んで産むタイプのトンボもいますが、赤トンボの場合は空中散布をします。お尻をちょんちょんと振って産卵していましたが、この辺りは田圃に水がなかったので卵が孵化できるか心配でした。

 今日は通勤途中の鶴見川でコガモ3羽を見ました。今秋の初認です。昨年は21日に見ていますので少し遅いようです。毎日欠かさず見ているわけではないので凡その傾向でしかありませんが。はるばる海を越えてよくやってきたね、と言ってあげたい。3羽とも雌の体色(羽毛)でしたが、この時期はエクリプスと言って雄も雌と同じ羽毛をしているので、すべて雌とは言い切れません。これから繁殖期を迎えると雄の羽毛は生え変わります。

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ヒガンバナ

2008-09-24 | 町田の谷戸
 ヒガンバナ(ヒガンバナ科)も大分咲き出した。晴れていると雄蘂がてかてかと反射してプラスチックかなにかで作った造花のような感じを受ける。なんとなく日本離れした花という印象です。去年も同じようなことを書いたような気がするが、いざ写そうとするとなかなか難しい花です。

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快晴の谷戸

2008-09-24 | 町田の谷戸
 強い日差しが照りつける谷戸田。実った稲穂が頭を垂れています。雑木林からは蝉時雨が聞こえてくるが、大半はツクツクボウシで少しアブラゼミが混ざっています。それにミンミンゼミの生き残りがほんの少しいて時々聞こえます。ずっと日陰にいたいような暑い日でした。

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キバナアキギリ

2008-09-23 | 町田の谷戸
 キバナアキギリ(シソ科)が盛りを迎えていた。サルビアの花によく似ているが同じ仲間の花である。これまでこの花を撮った印象として、あまり暑い思いをした記憶がないのだが、今日は夏が戻ってきたような暑さだった。この写真を撮ったころは少し雲が出てきて薄日の光だったので、花の写真を撮るには最高の条件となった。
 少し離れた場所にあった数株のキバナアキギリがなくなっていて、その場所には穴があいていた。盗掘が跡を絶たないが、もしそのままあったなら、多くの人が来年も再来年もずっと花を楽しむことができるのに、どうしてそういうことができるだろうか。

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何をしているのかな?

2008-09-22 | 野鳥
水を飲んでいるように見えますが、実はそうではなくて嘴に水付けて羽繕いをしているのです。嘴を1回水に浸けると何回か羽繕いし、また水に浸けてという繰り返しです。昨日触れた柴田敏隆さんの本によると、羽毛の手入れは飛翔力にも影響するということですし、カルガモの場合は特に防水性能も万全でなければならないので、見ていると羽毛の手入れは頻繁に行っています。

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ツルボ咲く谷戸

2008-09-22 | 町田の谷戸
 ツルボのお花畑はピンクの絨毯のようでとてもきれいです。この田圃の持ち主の方は周囲の草刈りを丁寧にされていますが、定期的な草刈りによってこのツルボのお花畑が維持されているのだと思います。もし手入れがされなかったら、もっと背の高い草が繁るようになり、ツルボはそうした草に負けて姿を消してしまうでしょう。
 フイルムカメラの時代にも何度となくこのツルボのお花畑を撮っていますが、デジタルでは初めてこの風景をカメラに納めました。(14日撮影)


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斜面崩落

2008-09-21 | 町田の谷戸
 斜面が崩落して田圃の一部が土砂に埋まった現場の写真で、中央やや左に写っている木は元は斜面の上にあったものです。20年以上町田の谷戸に通っていますが、このような光景を見たのは初めてで、時間雨量100ミリ以上という大雨の破壊力を垣間見た思いです。
(9月14日撮影)

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江川のカルガモ

2008-09-21 | 野鳥
 1週間位前に写したものですが、子ガモは随分大きくなり、脇のあたりの羽毛が親と同じ模様に変わってきました。ここには写っていませんが、多少育ち方に差があって10羽の内明らかに他の子より小さい子が1羽います。しばらく行動を見ていると、この小さい子が他の子ガモから時々攻撃を受けていました。例えば水から上がって石の上で休もうとすると、嘴で突かれて石の上に上がらせてもらえないのです。先日、柴田敏隆さんの著書「鳥のおもしろ行動学」を読んだところ、鳥の群れのなかで次第に序列ができてくるということが書かれていましたが、この目撃例もその証のように思いました。

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台風一過③

2008-09-20 | あちこち
 撮影の後、市民ミュージアムに寄ったところ、安藤広重の東海道53次の版画を展示していたので見てきた(無料)。どんな動物が描かれているかに関心をもって見てみると馬が一番多く登場していて、その次が牛、他に犬と鶴(らしい)が1点ずつあった。やはり、馬が物資の運搬の中心的な役目を果たしていたことが伺える。 それにしてもこの版画を見ていると圧倒的に自然の存在がまずあって、そこに人々が生かされているという感じがする。建物もほとんどが平屋の藁葺きの屋根のもので、高い建物は、わずかに登場するお城だけである。

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台風一過②

2008-09-20 | あちこち
 池には8月には沢山いたコシアキトンボはすっかりいなくなり、シオカラトンボとギンヤンマ、それにミヤマアカネと思われるトンボがいたが、なんとチョウトンボ(1頭だけ)がいて驚いた。チョウトンボを見るのは初めてのことである。台風の後は風に飛ばされて普段見られない昆虫が見られることがあるが、このチョウトンボはその可能性があるのではないかと思う。この夏何回も通っていて、一度も目にしていないからだ。一度だけ近くを飛んだが、池の奥の方の蓮の葉に止まったりで、残念ながら撮影はできず見失ってしまった。
 コシアキトンボがいなくなり、ミンミンゼミの声も聞こえなくなって、夏の終わりを感じる一方で、青空からかっ、と照りつける日差しで一気に汗が噴き出ました。
 写真のビル群は小杉駅周辺にできたものです。

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