2013/3/6
■下品なテディベアが親友の恋愛を後押しする話。
■孤独な少年ジョンとテッドが親友になっていく過程に説得力がある。
■そして、テディベアが意志を持ったという奇跡と、その奇跡がマスコミに飽きられていく感じにも説得力ある。
■さらに、飽きられたテッドが親友と一緒に堕落していく感じも以下同文。
■かつての子役がうまく大人になれない感じ。
■月日が流れ大人になったジョン。35歳。自分と同じ年じゃないの。
■「現在のテッド」の最初のシーンで笑ってしまった。堕落しすぎだろ。
■下品なのは散々前宣伝があったので知っていたけど、それでもその下品ぶりに笑った。
■テッドの演技、表情だの動きだのが異常にうまい。
■ジョンの彼女がいい女すぎる。ジョンは、すっかり映画オタクになっているのにズルい。なんでだよ。
■この彼女が好きだなと思っていたら、前にDVDで見た『ステイ・フレンズ』のヒロイン。見た後で気づいた。名前はミラ・キュニス。
■テッドのセリフ、「あのおっさん、オレのことアルフと勘違いしてやがった。目がテンだっつうの」は、字幕監修の町山智浩さんのアイディアっぽいけどどうなんだろ。こういう遊びは結構あった。
■テッドの就職先のボスが面白すぎる。
■ノラ・ジョーンズが男前。
■ジョンとテッドのケンカ。ムダに迫力がある。
■テディベアなのに下品というアイディアは面白いんだけど、それ以前に脚本がうまい。
■無駄がないし、徐々に舞台のスケールが大きくなっていくのもよく計算されている。
■恋敵や最後の敵の描き方にもちゃんと愛情がある。
■そもそもテッドがいいやつ過ぎる。
■クライマックスが終わったと思ったら、もうひとつアクションがある。それでジョンのテッドへの愛情の強さが更に伝わってきて、ちゃんと感動できる。
■「35歳にもなってテディベアが親友のジョン」が大人になる瞬間をちゃんと描いている。散々遊びつつ、書くべきところをはずしていない。おみごと。
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