遠藤雷太のうろうろブログ
何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。




シュガー・ラッシュ [DVD]
クリエーター情報なし
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社


2014/3/31

劇場(3D吹替)でも見た。
レトロゲームの悪役ラルフが、レースゲームに紛れ込んで騒動を引き起こす話。
DVDは最初に字幕版で見た。
ヴァネロペのメダルや車体のサインがちゃんと英語表記のままで、気の効いた書体だった。吹替版であそこを日本語活字体にしてしまうのは、やっぱり納得いかない。
劇場版で見たときには、最新CGゲームからレトロゲームまで、異なる絵柄の登場人物が入り乱れている感じに狂気を感じたが、もう慣れてしまった。
一回見ている安心感も手伝って、鉄板のストーリー展開と、登場人物のかわいらしさ、レースシーンのスピード感にうっとりできた。
レトロゲームの「雑な設定」が、最新ゲームの中で恐るべきパワーを発揮する下克上感。
ヴァネロペは吹替のほうがかわいい。
話はほとんど完璧だけど、どんなに見た感じが似ていても、やっぱり温泉コーラではあいつらを殲滅することはできないような気もしてしまう。

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陰陽師 [DVD]
クリエーター情報なし
東宝


2014/3/11

「陰陽師」は岡野玲子のマンガから入っているので、かなり及び腰で見てみる。
安倍晴明は野村萬斎。
マンガと比べちゃいけないいけないと思いつつ、比べてしまう。
見た目はともかく声がよかったのでだんだん慣れてくる。
博雅は伊藤英明。こっちは始めからハマっていた。びっくり。
特殊効果が非常に特殊効果っぽくて困る。
派手なアクションやりたいんならこの原作使わなきゃいいのにと思うけど、一から設定を考えるほどの意欲はなさそう。
後半は「清明、こんなんだっけ?」みたいな感じでいまいちノレない。わかりやすい友情はいらない。
ただ、建物とか乗り物とか食べ物とか見ると、当時の状況がかなり想像しやすくなるのでありがたい。
牛車が思ってたより速い。
最初に出てきた祈祷する女。赤い何かを食べていたけど、なんだったんだろう。マグロ?

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2013/3/20

試写会に当たったので見に行く。
オペラ歌手志望のさえない男が、数々の挫折を乗り越えて、オーディション番組で優勝する話(あらすじはチラシに一通り書いてます)。
主人公とその彼女の、容姿の美しくない感じが絶妙。かっこよくはなく、かっこわるすぎもしない。
ワンチャンスというタイトルだけど、主人公は並の人以上にチャンスもらっている。
何回失敗しても、一回成功すればいいってことかしらね。
「諦めなければ夢は叶う」的な話はちょっと危なっかしい。
どうしても成功から逆算して作られているような感じがしてしまう。
実話を元にしていることが足かせになっているような。エピソードも地味。
邦画の「のど自慢」くらいの悲哀がほしい。
最終的にいるべきところにおさまることのできた男の話。
共感できる人は幸せだと思う。




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2014/3/14

装置が二階建て。
シンプルだが、かっこいい。特に薄暗くなった時の見え方がいい。
とある劇団のネガティブな座付き作家が無理やりコメディ書かされることになって失踪する話。
コメディ作家がDVしてたり、物に当たり散らしたり、年中死にたい死にたい言ってたりするのはよく聞く話。
なので、コメディ作家がネガティブなのはごく自然。
作家が書けない時にやる奇行。
「壁のやつ」は非常に共感できる。
自重を支えるのがめんどくさくなるとあんな感じになる。
ポジティブな死とネガティブな生が対決する話だと思うけど、勝手に想像で補い過ぎかもしれない。
小林エレキさんの悪ふざけぶりが度を越していてすばらしかった。





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2014/3/5

□久々に試写会に当選。前から二列目に座る。
□始まる前。舞台にすごい美人が上がってきて、すごくうまい歌を唄っていた。
□吹替版の挿入歌を唄ったメイ・ジェイさん(日本人)という人だった。生歌を聴けて得した。
□最初の短編アニメ「ミッキーのミニー救出大作戦」も見られた。凝ってた。
□氷の魔法が使える王女エルサと妹のアナが、心の距離を縮める話。
□健気で弱みを見せたくない姉と、その姉を無邪気に慕う妹の関係性に共感できる。
□ポイントになる人間関係の描写がかなりしっかりしている。二人兄弟の人は特に共感できるのではないかしら。
□オープニング。短い時間でテキパキ設定を説明。ガンガン時間が経過して退屈させない。ヒロイン二人がとにかくかわいい。下手したら泣かされる。抜け目なさ過ぎ。
□ミュージカル仕立てはあんまり好きじゃないけど、この話では歌の部分で停滞しない。それぞれのシーンで、ちゃんとフックが効いている。ダラダラしてない。
□雪ダルマのあいつ。最初はびっくりするくらい役に立たない。でも、あんなにおいしい役はない。
□伏線どんだけ張ってるんだ。
□エルサはあそこで何を食ってたんだろう。
□後半の彼は「与えられた悪役」っぽいけど、クライマックスは整合性よりスピードが重要だからしょうがないのかな。
□脚本家に「頼む、悪役になってくれ」と言われて「しょうがないっすね。確かにそっちのほうが盛り上がりますもんね。」という感じ。
□でも、ヒロイン二人がかわいいからいい。
□主要の男二人の顔が似てたけど、なんだったんだろう。
□氷の魔法を使うエルサに対抗する敵が、ボウガン×2人というバランスが絶妙。
□ヒエヒエの実を食べたロギアじゃなくてパラミシアっぽい感じ。
□「プリンセスと魔法のキス」の座組みにちょっと似ている(ホタル=雪ダルマ)。
□あと、雪山を駆け下りるところで「おおかみこども」も思い出した。影響受けてたりするんだろうか。

※原題は「Frozen」だけ。渋いなあ。

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源氏物語 千年の謎 通常版 [DVD]
クリエーター情報なし
東宝


2014/3/1

136分というと長いが、源氏物語をまとめたものだと考えると、短い。短すぎる。
ただ、実際には、高山由起子さんという方の小説をもとにしているそうでワンクッションおいている。
藤壺が出家するまで。
作者の紫式部が登場するだけではなく、安倍清明が物語世界にチョッカイを出したりして、結構びっくりする。
あと、弘徽殿女御を演じる室井滋が、「調子に乗っている時のレイ子」だったので、ひとりだけおもしろい。
あと、とにかく衣装が豪華。
中盤から後半にかけて、衣装ばかり見ていた。
厳密にはいろいろおかしいところもあるんだろうけど(化粧とか)、貧乏くさくない。
女優陣もきれい。
ただ、見た目の豪華さは飽きる。いろいろあきさせない工夫はあったけども。
映画館で見ていたら、逃げ場がなくてちょっとしんどかったかもしれない。


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スポーツの品格 (集英社新書)
クリエーター情報なし
集英社


2014/3/1

品格云々はともかく、桑田真澄がなぜ他のプロ野球選手の尊敬を集めているのかがわかる本。
主に体罰に関することが書かれている。
彼は元選手の立場で明確に体罰を否定し、言葉で説明できる珍しい人。
現状、成功した多くのスポーツ選手は体罰された経験があるから、体罰を否定することが、その人自身を否定してしまう。根深い。
彼は、過去に遡って体罰を否定せず、現在の方法論としては体罰が有効ではないと語る。
学生野球のほとんどは「育成」を目的としているのに、強い立場の監督や先輩が暴力を振るえば、選手の自主性を損なってしまう。
また、「体罰を否定しない」風潮は軍隊から始まっているという指摘もおもしろい。
戦時中でも野球を続けるため、精神鍛錬や絶対服従という軍隊的な考え方を取り入れるしかなったとか。
そもそも「人はなぜスポーツをするのか」という根本的な問題に関係するので、興味深い。


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