遠藤雷太のうろうろブログ
何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。




2015/10/31

北海道神宮往復コース

往路:5.99km 38:29 6:25/km

復路:5.92km 36:33 6:10/km

野幌ハーフ前の最後の練習。

ほどほどに走って、ほどほどに筋トレしてきたので、あとは神頼みとばかりに北海道神宮往復コース。

七五三(まだやってるのかな?)なのか、着物を着たお子さんがたくさんいたり、結婚親族一同が記念写真していたりと、いつになくにぎやか。

行きは体が重く憂鬱な感覚。

信号という信号につかまる。

帰りのほうが体が軽い。

ここ二回のスピード練習の成果が出ている。

5kmくらい走って体が慣れてくるというのは、ハーフ前としてはいい傾向。

あとは、当日の準備。

寒さ対策に悩む。

なに着て走るべきか。

※取ってつけたようなハロウィン。



コメント ( 0 )




 

1985年のクラッシュ・ギャルズ (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋

2015/10/23

長与千種とライオネス飛鳥の半生、というより女子プロレスの最全盛期を二人の人生を軸に描いたドキュメント。

『1976年のアントニオ猪木』のときと同じく、素材の強力さと文章の再現力がすさまじい。

語り手の存在を意識させないので、時間と空間を飛び越えて、ずっと二人の天才に寄り添い続けているような感覚。

ふたりとも天才でスターだが、まったく羨ましくない。天才ゆえの業の深さを感じる。

また、クラッシュ・ギャルズの熱狂的なファンの視点を入れることで、女子プロレスが当時どう見られていたのかも生々しく描く。

はじめは戸惑ったけど、読み終えて納得の構成。

旧来の「女性らしさ」に憧れを持てなくなった世代の女性が、熱烈に二人を支持したということもよくわかる。

いまはネットに動画があがってたりして、読みながらでも当時の試合を見られたりする。

大変ありがたい。



コメント ( 0 )




 

河童が語る舞台裏おもて

クリエーター情報なし
平凡社

2015/10/29

かなり前に文庫で読んだことがあったけど、ハードカバーのB5版を見つけたので再読してみる。(画像は文庫版だと思われます)

歌舞伎の回り舞台からはじまり、あらためて緻密な舞台図が多い。

数百万単位で作られる舞台は、手が出ないが、見ていると楽しい。

『雪国』の激しい雪が降っている舞台写真とか、『欲望という名の電車』の鉄の階段をつかった二階構造とか、『ヘンゼルとグレーテル』のパン焼き釜が破裂する仕組みとか。

オペラ『領事』の転換は出来そうな気もしなくないので、この仕掛けでどういう話が作れるか考えてみたい。やらないだろうけど。

専門の舞台美術以外の話もおもしろい。

ピーターパンのフライトシーンで、体を支えるワイヤーの太さが1.5ミリしかないという話や、1950年ごろ、照明さんが塩水入りの桶で手作り調光卓を作ってたという話。

初版は1987年なので、紹介された技術なんかは大分なくなったり変わったりしてそう。



コメント ( 0 )




2015/10/28

約4500m走

1km4分台のペースを目標にあらためて近所の400mトラックへ。

しかし、やっぱり内側に水溜りが出来ていたので外周を走る。

1週450mとして10周する。

記録は画像のとおり。

ラップは2周(900m)ごとで4:30で走っていれば1km5分ペース。

しかし4周目で早くも目標達成が絶望的になり、あとはガマンの走り。

1km4分台のペースは3周くらいしか持たないらしい。

筋力的には余裕がありそうなんだけど、呼吸が続かない。すぐに息が上がる。

距離はごまかせてもスピードはごまかせないもんだ。

コツやソレ用の練習もあるんだろうけど、次はハーフマラソンなので、いったん、1km5分を切る目標は置いておく。

腕を振る意識が出来たのが収穫。役立てたい。

 



コメント ( 0 )




2015/10/24

・難民問題で注目されているシリア周辺を一般人の目線で追ったドキュメンタリー。

・家や家族を失ってる人がほとんどなのに、カメラに映る人々の表情は驚くほど明るい。

・報道で求められるような「残酷な映像」を出そうと思えばいくらでも出せたはずなのに、本作品ではそういう選択はしてなかった。

・それぞれの環境なりの「日常」を撮ることで、映っている人々も、観客と地続きの存在であるように見せている。

・異国の友達のビデオレターのようでもある。

・「シリアは美しい国だった」。過去形。

・シリアも、元々は難民を受け入れる側の豊かな国だったそうなので、日本だっていつ「日本は美しい国だった」になるかわからない。

・戦争で廃墟になった町並みは震災で見た福島の映像に重なるし、もしからしたら未来の自分たちの姿かもしれない。

・平和は大事だというのは誰でもわかっていることだけど、こういう映像を見ると理屈ではなく感情レベルで大事だと思える。

・「やっぱり平和は大事だ」という、アホみたいな感想を真顔で言いたくなる作品。

・終演後、監督と司会の方によるアフタートークがついていた。

・監督は三つのバイトをかけもちしてるとか。どっから映画を撮るエネルギーが出てくるのか。

・質問コーナーで聞けばよかった。

・他の人の質問で、監督自身への質問があったときに、何度か「私のことで申し訳ないんですが、~」と言っていた。

・自分のことより大変な目に遭っているシリアの難民のことを話したいということなんだろうけど、やっぱり映画として世に出しているんだから、表現欲はあって当然。

・そして、見る側も「何を撮ったか」ではなく「どうやって撮ったか」に興味を持つのも当然。

・やっぱり監督自身のことだからと遠慮せずに質問コーナーで聞けばよかった。



コメント ( 0 )




2015/10/24

肩透かし30分ジョグ

5.2km 32:15 6:12/km

5000m走をやるつもりで、近所のトラックに行ったものの、すでに使用中。

30分ジョグでもいいかと思いなおし、そのまま帰ってくる。

雨もチラチラ降っていたので、ちょうどよかったかもしれない。

深刻な筋肉痛だが、それでも所詮筋肉痛。

日常生活では稼動部の少ないロボットのような動きをしてしまうが、走ればわりと軽い。

若干、「足を置く」感覚が戻ってきたような気がする。

江別野幌マラソンまであと10日。

キロ6分ペースでも2時間6~7分くらい。

去年の「ベジタブル野幌マラソン」の記録を見てみたら、このくらいでゴールしている。

制限時間は大体2時間半くらいのようなので、完走できないことはないだろうけど、ちょっと心配。



コメント ( 0 )




2015/10/22

前田森林公園寄り道コース

19.48km 2:25:03 7:26/km

朝、コースを考えているうちに二度寝してしまう。反省。

いったん、JRで銭函まで行って走って帰ってくるコースを選択。

車内で海に見とれているうちに小樽築港まで行ってしまった。

一応、地図アプリで見てみるが無理そうだったので銭函に戻ってからスタート。

すでに昼過ぎ。

早々に腹痛。乗り物酔いも少しあったかも。

いきなりガマンの走り。

なんとなく治ってきたところで、前田森林公園に初めて入ってみる。

どっかの遺跡みたい。よく作ったな。

ライムスターの『Bitter, Sweet & Beautiful』がランニングのお供に適している。

ペースはひどいが、2時間以上続けて走れたのでよしとしたい。

 

※見どころ満載の前田森林公園。



コメント ( 0 )




 

舞台美術手塚俊一の仕事
クリエーター情報なし
未来社

2015/10/17

手塚俊一は1970~80年代に、鈴木忠志や竹内銃一郎らの作品で舞台美術を手がけている。

『新・邪宗門』や二度の『戸惑いの午后の惨事』の舞台は見るからにすごい。

しかも、それらの装置に動きがあるらしいので、劇場にいた人は、あきらかに勝ち組。

劇的な作品を作るために、協力ではなく反発を手段としている。

 自身で演出した『四谷怪談』で、終演のたびに装置を破壊して、また翌日の上演までに作り直すなんて、思いついても普通はやらない。

「並や大抵の壊し方ではない。布を裂き、紙を破り、材木をへし折り、稲村劇場のうそ寒い裸舞台が完全に露出するまで、破壊は執拗に、かつ徹底的に行われた。」(佐藤信)

39歳で逝去。

彼を惜しむ演劇人たちによる編集で、寄せられた文章から彼の人柄だけでなく、当時の現場の雰囲気がなんとなく見えてくる。

「手塚俊一は舞台美術の若き闘士であった。」(高田一郎)なんてなかなか書けない。



コメント ( 0 )




2015/10/16

『サザエさん・その後』のような話。

『おそ松さん』と同じ文脈での『サザエさん』。

または、『ワカメさん』。

波平が長期入院し、サザエは離婚し、タラちゃんは難しい年頃に入り、カツオは空気を読むようになり、反対にワカメはとっちらかってしまい、タマは妖怪化する。

大変だ。

オリキャラのダメ夫婦のクズっぷりが微笑ましい。

記号的な役ほど地力が見える。

極めてほしい。

あと、柏手はしっかり聞こえたい。

城島さん、割烹着似合う。

会話はテンポ重視。

早い掛け合いは稽古量の賜物と思われる。

家族劇ならではのもっとダメでもっとドロドロしててもっとどうしようもなくできそう。

修羅場という名前の最大の御馳走。



コメント ( 0 )




 

マンガホニャララ (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋

2015/10/15

なんとなく手にとって、すぐ読み終える。

マンガを語るのは誰でも出来る。

現にいくらでもそういうサイトが散在している。

だからこそ、プロのハードルは高くなる。

世の中の人が気づきにくい着眼点と、誰が読んでも共感しやすい文章というのは、基本的に矛盾する要素。

その矛盾を乗り越えることが、プロのハードルになるんだと思う。

<「地に足がついた」ゼロ年代の漫画表現>の回では、渡辺ペコ『にこたま』などを挙げて、架空の登場人物が、実在の読者よりも人間らしく見える様を評価する。おもしろい。

AIの「チューリングテスト」を思い出した。

こういう書き方だとマンガ家のほうも嬉しいんだろうな。

とりあげられた中では『二十面相の娘』を読んでみたくなったのと、なぜか『ガラスの仮面』を読み返したくなった。

あと、巻末の付録「スネ夫自慢148連発」は見る人が見れば価値があるもんなんだろうか。



コメント ( 0 )


« 前ページ 記事一覧画像一覧フォロワー一覧フォトチャンネル一覧